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静かな朝の空気が漂う新宿の党本部で、連立の重さが議員の表情に宿った。9日午前、公明党は中央幹事会を開き、斉藤鉄夫代表が自民党との協議の経過を報告した。連立離脱を巡る賛否が交錯し、代表への対応一任は見送られた。夜に地方組織の声を集め、10日午後の再会談で連立の是非を測る局面に入る。
迷いの午前、揺れる連立
会合は、与党の枠組みを守るべきだとの慎重論と、信頼回復が見えないままでは連立の意義が霞むとの踏み込み論がぶつかる展開だったと伝わる。現時点で党の公式発表は未掲載だが、複数の報道では、離脱を含む選択肢を排さない議論が中央幹事会で交わされたとの見立てが広がっている。
継続を唱える側は、物価高や安全保障で政策を前に進める実務の回路を失うべきではないと主張したとみられる。一方で、政治資金の不透明さや政策調整の遅れへの不満が根強く、党の存在感を再設計すべきだとの声も上がったという。路線の維持か転換か、判断は容易ではない。
斉藤氏は代表就任以降、結束を呼びかけつつ党改革を進めてきた。9月の中央幹事会でも、次の大型選挙に向け一致団結を訴えた経緯がある。今回の協議では、交渉経過の説明に加え、党内の意見の幅をどう意思決定に映すかが問われていると映る。
夜の声集め、そして10日へ
夜には全国県代表協議会を開き、地方議員や各都道府県本部の声を吸い上げる段取りだと一部報道は伝える。地域で向き合う生活課題や現場感覚をどう反映するかは、公明の意思決定で常に重みを持つ。集約した意見を踏まえ、改めて中央幹事会を開き、最終局面に入る構図が浮かぶ。
焦点は、一部報道で10日午後に予定されるとされる自民党の高市早苗総裁との再会談だ。政策と政治改革の折り合いをどこで付けるかが最大の鍵になる。合意に至らなければ、首相指名選挙での態度表明が直ちに問われる展開も想定され、交渉の緊張感は高まっている。
斉藤氏は8日配信のインターネット番組で、自民に懸念払拭の努力を示すよう求め、連立合意できない場合は首相指名で高市氏に投じない考えも示したとされる。番組名や詳細な発言は現時点で確認中だが、党内外に向けた明確なシグナルとして作用していることは否めない。長年の連立の再定義を迫る一日が続いている。