リトアニア首相、台湾代表機関設置は「誤り」と認める 中国は対話に応じる意向

リトアニア首相、台湾名称で戦略的誤り認める 中国が対話用意

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バルト地域で台湾を巡る言葉選びが、対中関係の行方を左右している。リトアニア首相が、首都ビリニュスでの台湾代表機関設置を「戦略的な誤りだった」と認めたのを受け、中国は今月6日、対話に応じる用意があると表明した。

中国「対話の扉は開いている」 是正を条件に

中国外務省の林剣報道官は6日の定例記者会見で、中国とリトアニアの「対話の扉は開いている」と述べた。関係改善には、リトアニア側が意思を「具体的な行動」に移し、「誤りを速やかに正す」ことが必要だとの立場を示した。

中国側はあわせて、「一つの中国」原則を守る「正しい軌道」に戻り、国交正常化に向けた条件を整えるべきだと求めた。対話そのものは拒まず、前提として台湾問題での姿勢修正を迫る構図である。

発端は、リトアニアのインガ・ルギニエネ首相が3日、2021年に「Taiwanese(台湾)」名義の代表機関を認めた判断について、調整不足だったと語ったことだ。EUや米国との足並みがそろわず、対中関係が急速に悪化したとの見方をにじませた。

国内外の反応 「誤り」評価巡り温度差

ルギニエネ首相は、対中政策は欧州としての統一した立場と自国の利益を軸に組み立てるべきだとも述べ、関係修復へ「小さな一歩」を進める考えを示している。象徴的な名称の扱いが、実務対話の入口を決める状況になった。

一方、台湾側では評価が割れている。リトアニアの議員ルスラナス・バラノバス氏は6日、「台湾」表記は「戦術的な誤り」だったとしても判断自体は誤りではないとの見方を示した。名称を「Taipei(台北)」とする国が多い中で、リトアニアの選択が特別に見られてきた事情がある。

国交回復の焦点が、経済や安全保障の実務ではなく、代表機関の「呼び名」という象徴に集約されている点が重い。国際政治では言葉が主権の線引きになる。価値観と現実利益の綱引きが続く以上、名称を含む外交上の表現をどう整えるかが最大の焦点となる。

参考・出典

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