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石川、富山両県などで国産高級SUVの盗難が続く中、富山県警は8日、ブラジル国籍で三重県川越町在住の27歳の無職の男を窃盗容疑で逮捕したと明らかにした。男は外国人窃盗グループの一員とみられ、この一連の事件で摘発されたのは3人目となる。広域で車が狙われる中、地域と利用者はどのように身を守ればよいのかが問われている。
高級SUVオーナーに広がる不安と自衛策
今回の窃盗が相次いでいる石川、富山の地域では、住宅街の月極駐車場や自宅前のスペースに高級SUVを停める世帯が多い。家族での送迎や通勤に欠かせない車が、一晩のうちに姿を消すかもしれないという不安は、静かな住宅地にも広がりつつある。高額なローンが残る車を失えば、生活再建にも大きな負担がのしかかる。
国産の高級SUVは装備が充実し、防犯機能も備えるが、専門機器で電子制御を突破する手口も各地で確認されている。FNNプライムオンラインは、富山県内で今年に入り自動車盗難が急増し、高級SUVが狙われていると県警担当者の話として伝えた。こうした状況の中、追加のハンドルロックや門扉の施錠、近所同士の声掛けなど、物理的・人的な防犯を重ねる動きが徐々に広がっている。
外国人窃盗グループ疑惑と広域捜査の行方
富山県警が逮捕を発表したのは、ブラジル国籍で三重県川越町在住の27歳の無職の男だ。男は外国人窃盗グループの一員とみられ、石川、富山などで続いている国産高級SUV盗難の捜査で身柄を拘束された3人目の容疑者となる。複数の県にまたがる犯行をどう全体像として把握し、背後関係をどこまでさかのぼれるかが、今後の捜査の焦点になる。
高級SUVを狙った犯行は全国でも続く。茨城県など5県で高級SUVなど59台、総額2億5000万円相当が盗まれた事件では、茨城県警が男女3人を逮捕し、車の電子制御に侵入する「CANインベーダー」と呼ばれる機器が使われていたと報じられている。最新のスマートキーだけでは十分とは言い切れない現実が浮かび、捜査当局は電子的な証拠の収集や機器の流通ルートの把握にも追われている。
テレビ朝日の特集では、盗難車が解体や車体番号の書き換えを経て海外に流れる実態が紹介された。埼玉県でも高級SUVを隠した疑いで外国人らが逮捕され、目立たないヤードで解体し中東方面に輸出したと報じられている。富山県警は自動車盗を主要な街頭犯罪と位置づけ公式サイトで防犯を呼びかけており、広域グループ摘発とあわせ、地域と利用者が現実的な負担で車を守る仕組みづくりが課題となる。
