パキスタン人飛行士候補2人が北京で訓練 天宮初の外国人搭乗へ10月中旬以降に最終選抜

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中国の宇宙ステーション「天宮」への搭乗を目指し、パキスタン人パイロット2人が北京で訓練を続けている。パキスタンの宇宙機関SUPARCOのアメル・ギラニ氏はロイターに、搭乗者1人が10月中旬から下旬に決まるとの見通しを示した。実現すれば、天宮に初めて外国人が搭乗することになる。

候補2人から搭乗者1人を選抜へ

中国とパキスタンは2025年2月、飛行士候補の選抜・訓練と、中国の宇宙ステーションでの飛行任務への参加について協定を結んだ。中国側は2026年4月上旬、ムハンマド・ジーシャン・アリ氏とクラム・ダウド氏を候補に選抜した。2人は4月24日(北京時間)、中国航天員科研訓練センターで中国人飛行士とともに訓練を始めた。

ロイターによると、当初はパイロットや科学者が応募し、約20人の最終候補を経て現在の2人が選ばれた。訓練では中国語や宇宙船システムを学び、打ち上げ時の大きな加速度にも備えている。中国側は、訓練と審査を経て1人をペイロードスペシャリストとして短期飛行任務に参加させる計画だ。

約1週間の滞在で科学実験を計画

ギラニ氏によると、SUPARCOが受けた300件超の実験提案の中から、中国側の研究機関が今回の飛行向けに4件を選んだ。いずれも、食料不安や気候変動への対応を視野に入れたバイオテクノロジー分野の実験だという。

ロイターによると、天宮での滞在は約1週間を予定する。パキスタン人飛行士は、5月に天宮へ到着した神舟23号の中国人飛行士のうち2人と帰還する計画。中国側は神舟23号の3人のうち1人が1年間の軌道滞在試験を行うとしている。

パキスタンは独自の有人宇宙船や宇宙打ち上げ機を持たず、中国の機体と施設を利用する。SUPARCO側は2月時点で2026年10〜11月の飛行を見込んでいたが、9月28日時点で中国側は搭乗者と具体的な飛行日を明らかにしていない。

参考・出典

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