米国防総省主催、音声でドローン群を操作する競技にSpaceXとxAIが参戦

SpaceXとxAI、ドローン操作で連携 米国防総省の大会に参加

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米国防総省が主催する「音声でドローン群を動かす」軍事技術コンテストに、SpaceXとxAIのチームが参加していると、ブルームバーグが16日に報じた。複数機を一括運用するソフトの優劣を競い、賞金は最大1億ドル規模とされる。

音声指揮ドローン群れ 賞金1億ドル挑戦

共同通信が伝えたブルームバーグの報道では、このコンテストは1月に始まり、海と空の無人機を「群れ」として誘導し、標的を自律的に追跡できるソフト開発を狙う。音声命令をデジタル指示に変換し、同時に複数の機体を動かすことが柱になるという。

運営には国防総省の防衛イノベーション部門DIUが関わり、米特殊作戦軍の関与も示唆されている。米専門メディアBreaking Defenseによると、狙いは熟練の操縦者を多数そろえる運用から離れ、一般の隊員でも音声や文字で「編隊全体」に大づかみに指示できる制御ソフトを育てる点にある。

軍事転用リスク AI企業の採用動向

論点は、生成AIの長所である自然言語処理が、攻撃的な軍事行動の実装に近づきやすいことだ。ブルームバーグは、マスク氏が過去に「人の有意な関与」を欠く自律型兵器に反対してきた経緯も踏まえ、今回の参加が方針転換と受け止められかねないと報じている。

一方でSpaceXは、衛星打ち上げや通信などを通じて国防分野との接点がもともと深い。xAI側も政府案件を見据えた人材確保が焦点になる。音声入力は現場での利便性が高い半面、誤認識や誤解釈が起きたときの被害が大きい。指示の範囲をどこまで機械に委ね、どこで人が止めるのかが設計上の肝になる。

音声での一括指揮は、兵力の不足を技術で埋める発想と結びつきやすい。だからこそ国防調達では、性能競争と同じ重さで、ログの残し方、権限管理、最終判断の所在を仕様に落とし込む作業が必要になる。安全柵が曖昧なまま実装が先行すれば、現場の事故がそのまま国の責任に跳ね返る。

参考・出典

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