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フィリピンが南シナ海に面する自国EEZ内で、10余年ぶりとなる新たな天然ガス埋蔵地を確認した。主力ガス田の枯渇が現実味を帯びる中、電力不足と高い発電コストへの不安を和らげる“延命策”として注目される。
マランパヤ東方で新井戸 埋蔵量は約980億立方フィート
発見はパラワン島沖のマランパヤ(Malampaya)ガス田近傍で、マルコス大統領が現地時間1月19日に公表したとAPやAFPが伝えた。新たな貯留層は既存ガス田の東約5kmに位置し、井戸名は「マランパヤ・イースト1(MAE-1)」とされる。
推定埋蔵量は約980億立方フィート(約27〜28億立方メートル)で、年間では約570万世帯分の電力に相当する規模だと同報道は整理する。初期試験では日量6000万立方フィート程度の流量が確認され、液体燃料として価値が高いコンデンセートも含むとされ、つまり“存在確認”から“商業化の見極め”へ段階が移った形だ。
枯渇リスクと南シナ海 エネルギー政策の試金石
マランパヤはフィリピン唯一の国産天然ガス源で、ルソン島の電力の2割超を賄ってきた一方、供給比率を約4割とみる推計もあるとAFPは報じる。枯渇が数年先に迫るとの見方が強まるほど、ガス火力の燃料転換や輸入燃料への依存が進み、電力価格と供給安定の両面で負担が増えやすい。
今回の井戸は領有権争いが続く南シナ海に隣接する海域にあり、APによれば別の沖合有望地域リード・バンクでは中国の反発で探鉱が停滞してきた経緯もある。国産資源の上積みはエネルギー安全保障を強める一方、海洋権益を巡る緊張の中で探鉱をどう継続するかが、今後の政策運営の試金石となりそうだ。
