防衛装備庁、VLS搭載型次期潜水艦の研究を本格化 川崎重工と三菱重工に役割分担

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防衛装備庁の契約公表によると、同庁は2025年9月26日、潜水艦用の垂直発射装置(VLS)とVLS搭載用耐圧殻の研究試作を川崎重工業と契約した。2026年7月6日には、VLS搭載型の次期潜水艦全体の最適化設計を三菱重工業と契約している。いずれも2029年度まで研究を進める計画だ。

長射程の誘導弾に対応するVLS

防衛省は、発射手段の多様化と水中優勢の獲得に向け、より長射程の誘導弾を発射できる潜水艦用VLSを研究している。研究対象には、複数種類の誘導弾を発射する技術、発射時の船体制御、VLS本体と搭載区画の耐水圧性能が含まれる。

防衛装備庁は2025年9月26日、「水中発射型垂直発射装置の研究試作(その1)」を約108.9億円、「水中発射型垂直発射装置搭載用耐圧殻の研究試作」を約187.7億円で、いずれも川崎重工業と契約した。2件の合計は約296.6億円。政策評価書では研究試作総経費を約300億円と見込み、2025年度から2029年度まで研究試作、2027年度から2029年度まで所内試験を行うとしている。

船体の大型化と性能低下を抑える設計

VLSを搭載すると潜水艦は従来より船体が長くなり、被探知防止性能や運動性能の低下が想定される。防衛省は、関連装備を限られた船内に組み込みながら、装備品の高密度実装や主電動機の高電圧化などで性能低下を抑える技術の獲得を目指す。

防衛装備庁は2026年7月6日、「次期潜水艦(VLS搭載型)のトータルシップ最適化設計に関する研究」を三菱重工業と約39.0億円で契約した。研究期間は2026年度から2029年度まで。防衛力整備計画では、VLSを搭載し、スタンド・オフ・ミサイルを運用可能な潜水艦の取得を目指して開発する方針が示されている。

参考・出典

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