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北極圏の島々が、資源と航路、そして安全保障をめぐる綱引きの前線になっている。ノルウェー国防省管轄のノルウェー情報部(NIS)は2月6日、ノルウェー領スバルバル諸島でロシアと中国が存在感を強めようとしていると年次評価で警告した。
スバルバル露拠点てこ入れ 港湾寄港で補給網転換
AFPによると、NISは「スバルバルの戦略的な位置」を理由に、モスクワが同諸島でロシアのプレゼンス維持を重視しているとみる。焦点の一つが、石炭採掘の集落バレンツブルクである。
同集落はロシア国籍者が大半を占め、NISは、クレムリンが同集落をノルウェー側の物資供給や輸送インフラへの依存から切り離そうとしている兆しがあるとした。ロシア船の定期的な寄港を、その一手として挙げた。
またNISは、グリーンランドをめぐる米欧の不和や北極の安全保障をめぐる緊張が、ロシアと中国の利害に沿う場面があり得るとの見方も示したと、AFPが伝えている。
中国プレゼンス拡大 研究船増加で足場固め
中国についてNISは、将来の航路や極域研究の要衝としてスバルバルを位置づけ、同諸島での関与を強める方向だとみる。AFPによると、中国の北極での活動は目に見えて増えており、研究船の運航回数も伸びたという。
一方、国内治安を担うノルウェー警察保安局(PST)も2月6日の年次評価で、ロシアの対ノルウェー諜報活動が北部本土やスバルバルに重心を移し得るとし、妨害工作のリスクにも言及したとロイターが報じた。
北極の争点は、軍艦の数だけでは測れない。補給、港、研究、情報工作が絡み合い、平時の活動がそのまま有事の布石になる構図が強まっている。透明性を保ちつつ、合法的な滞在と実力行使の境目をどう管理するかが各国の共通課題となる。
