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EUが英国に対し、中国車への関税引き上げとEU通商政策との一層の整合を求めたと、フィナンシャル・タイムズ(FT)が2026年9月25日に報じた。ロイターが伝えたが、同通信はFTの報道を独自には確認できていないとしている。
「Made in EU」要件で英国が同等扱いを要求
背景にあるのは、欧州委員会が3月に提案したIndustrial Accelerator Actだ。自動車や鉄鋼、セメントなどを対象に、公共調達や公的支援で「Made in EU」や低炭素製品を優遇する要件を導入する内容で、現在もEUの立法手続き中にある。
英国は、EUの供給網と深く結び付いた自国製品も同等に扱うよう働きかけている。バーナム英首相は今週、英国が「信頼できるパートナー」と見なされるよう主張する考えを示した。
EU関税同盟への加入も選択肢として提示か
FTは事情に詳しい関係者2人の話として、EU側が英国に、EU関税同盟への加入が最善の解決策だと伝えたと報じた。EU当局者は、英EU間の関税差が、中国製品が英国を経由してEUの関税を回避するとの懸念につながると説明したという。実際にこうした関税回避が確認されたとの報道ではない。
バーナム首相とフォンデアライエン欧州委員長は22日に会談し、不公正競争や世界市場の過剰生産能力への対応などを協議した。ただし、英国政府の公式発表には、中国車関税の引き上げや関税同盟加入を求められたとの記載はない。
