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英国のバーナム首相は2026年9月22日(米東部時間)、ニューヨークの国連総会で演説し、敵対的国家による情報攻撃への対策を担う「国家情報防衛センター」の設置作業を始めるよう、安全保障当局に指示した。情報攻撃の検知、発信元の特定、妨害を担わせる構想で、現時点では設置作業の開始を指示した段階だ。
情報攻撃の検知から妨害までを担う構想
英首相府が9月23日に公表した演説録によると、首相は新センターについて、敵対的国家による情報攻撃を検知し、発信元を特定した上で、その活動を妨害する役割を担わせると説明した。設置完了や運用開始を発表したものではなく、具体的な法的権限や予算、運用開始時期は示していない。
首相は、情報攻撃への対応を各国に共通する課題と位置付け、英国が得た知見を他国と共有する考えも示した。すでにモルドバの選挙をロシアの干渉から守る支援を行っていると説明し、欧州各国で選挙が相次ぐ中、情報攻撃の手法や対応策に関する知見を共有し、各国の安全保障や社会の強靱性向上につなげるとしている。
ロシアの偽情報活動を非難
首相は演説で、ロシアの機関がボットや偽サイトなどを使って偽情報を広げていると非難した。また、クレムリンが情報操作に年間約13億ポンドを投じていると述べた。この金額はロシア側の情報活動の規模として首相が示したもので、新センターの設置予算ではない。
首相は、2019年の英国総選挙への干渉を試みた証拠があるとの認識も示した。偽情報の拡散や年間支出、選挙への干渉試行はいずれも首相の演説内での主張・説明である。
さらに、AIが情報上の脅威を増幅させるとの見方を示し、敵対的国家による情報活動への対応を強化する考えを示した。
