英国が中東へ空軍戦力上積み スターマー英首相がカタール態勢強化表明

英国が中東へ空軍戦力を増強 スターマー首相が方針表明

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湾岸諸国を巻き込む攻撃の応酬が続くなか、英国が空軍戦力を中東へ上積みする。スターマー首相は3月5日、カタールに展開する英軍の態勢を強め、防空などの「防衛的な作戦」を支える考えを示した。

タイフーン増勢 カタール防空支援

英スカイニュースによると、スターマー氏は5日の説明で、英空軍の主力戦闘機タイフーン4機をカタールへ追加投入し、現地の部隊と連携して防衛任務を補強すると述べた。周辺国の同盟国から支援要請が出ているとも説明し、英国は緊張の高まりに備える構えだ。

情勢の発端は、米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて戦闘が拡大したことだと同番組は伝える。さらに、無人機への対処を想定したワイルドキャット・ヘリコプター2機をキプロスへ回す計画にも言及した。キプロスの英空軍基地が攻撃を受けたとしており、拠点防護の必要性を前面に出した。

退避支援拡大 基地使用めぐる綱引き

退避支援も同時に進める。スカイニュースでは、英外務省が中東地域に滞在する英国人の登録を受け付け、登録者が14万人を超えたと報じた。オマーンからのチャーター機も動き、英国時間5日午後2時ごろ(日本時間同日午後11時ごろ)に最初の便が出発したという。

一方、軍事面では、ガーディアンは米軍に対し英軍基地の使用を「防衛任務」に限って認めたとの説明があったと伝え、テレビ朝日も同様の趣旨を報じた。米大統領からの批判にさらされる場面もあり、同盟国支援と当事者化の回避を同時に求められる難しさがにじむ。

英国の追加展開は、味方の防空と自国民保護を優先しつつ、戦闘の主体として扱われる事態は避けたいという計算に沿う。だが、拠点への攻撃が続けば、守りを厚くするほど関与は深く見えやすい。外交での沈静化と、退避・防護の実務をどこまで並走できるかが次の焦点になる。

参考・出典

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