米中央軍(CENTCOM)司令官、対イラン作戦進捗が想定上回ると発言

米中央軍が対イラン作戦の進捗を誇示 「想定上回る」と司令官

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中東で続く米国とイスラエルの対イラン攻撃をめぐり、米中央軍(CENTCOM)のクーパー司令官は3日夜に出した動画のブリーフィングで、作戦の進み具合が当初の想定を上回っているとの見方を示した。Al-Monitorなどが伝えた。攻撃と報復が連鎖するなか、軍事面の「戦果」を前面に出す発信は、国内外の支持固めと同時に、抑止の演出という意味合いも帯びる。

対イラン攻撃 進捗想定超え

Al-Monitorによると、クーパー氏は作戦開始から24時間に限っても、2003年のイラク戦争開戦時に行われた大規模攻撃より「ほぼ2倍」の規模になったと説明した。初動で火力を集中させることで、イラン側の反撃手段や指揮系統を削ぐ狙いがあるとみられる。

動画では、イランの防空体制の弱体化や、海上戦力への打撃にも言及したという。攻撃対象はミサイル関連施設や指揮統制拠点などに広がっているとされ、米軍は短期間で「戦場の条件」を作り替える段階に力点を置いている。

作戦名として「Operation Epic Fury」が使われているとの報道もあり、米側は進捗評価を公表することで、長期化への懸念を抑えつつ、追加戦力の投入を正当化しやすくする効果も見込む。

報復拡大 米軍死傷と地域波及

一方で、戦闘の広がりは米軍側の損耗も伴う。CNNの報道では、クウェートの民間港に設けられた仮設の作戦拠点が攻撃を受け、米兵の死者が増えたとされる。基地や兵站の脆弱な部分を狙う形になれば、周辺国の安全保障不安も強まる。

今回の動画声明は、作戦の優位を強調する内容だが、イランの報復能力を過小評価すれば、在外公館や同盟国の施設、防空負担などにしわ寄せが出る。軍事的な進展と、地域の政治・治安リスクは必ずしも同じ速度では収束しない。

軍事作戦が計画より速く進んだとしても、戦後の秩序づくりが追いつかなければ、攻撃の「成功」は持続しない。周辺国の領空・基地利用や海上交通の安全確保をめぐり、米国は同盟国の負担と世論の反発の間で、作戦規模と期間の調整を迫られる局面に入る。

参考・出典

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