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セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領は2026年9月27日(現地時間)、辞任した。AFPによると、同氏はセルビア進歩党(SNS)主導の選挙名簿「アレクサンダル・ヴチッチ―統一セルビア」を率い、10月25日(現地時間)の前倒し議会選で首相就任を目指す。
駅の事故をきっかけに広がった前倒し選挙要求
AFPによると、学生主導の抗議活動は、2024年11月にノビサド駅のひさしが崩落し、16人が死亡した事故をきっかけに広がった。事故調査の透明性を求める声は、前倒し議会選を求める動きへと広がった。
アルジャジーラによると、抗議参加者は政府の汚職や公的機関への政治介入があると訴えている。一方、ヴチッチ氏と支持者は、指摘された問題について自らの責任を否定している。AFPは、ヴチッチ氏が辞任直前に49人への恩赦を決め、うち23人が抗議活動に関連すると説明したと伝えた。
ブルナビッチ氏が大統領職を代行、議会選へ
セルビア政府によると、ヴチッチ氏は27日に辞表に署名し、翌28日(現地時間)、アナ・ブルナビッチ国会議長に大統領職を引き渡した。ブルナビッチ氏は新大統領が選ばれるまで職務を代行する。法律上、代行期間は最長3カ月で、新大統領選の投票は大統領の任期終了から3カ月以内に行う必要がある。
AFPによると、ヴチッチ氏は2017年に大統領に初当選し、2022年に再選した。首相就任は議会選の結果を経て決まるため現時点では未確定で、新大統領選の具体的な投票日も決まっていない。ヴチッチ氏は大統領選を年末までに行うと説明している。
