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ボスニア・ヘルツェゴビナのエルメディン・コナコビッチ外相は2026年9月8日(現地時間)、サラエボ駐在のセルビア大使館職員2人を「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定し、48時間以内の出国を命じた。併せて、西バルカン諸国の善隣関係と地域協力に関する共同宣言への署名同意を撤回した。ムラディッチ元司令官の葬儀を巡るセルビア側の対応への抗議措置としている。
ムラディッチ元司令官は、スレブレニツァ虐殺やサラエボ包囲などを巡り2017年に終身刑判決を受け、2021年に上訴審で判決が維持された。
遺族が葬儀を手配、政府は移送と軍の儀礼に関与
ムラディッチ元司令官は9月7日(現地時間)、ベオグラードで軍の栄誉を伴って埋葬された。セルビア軍兵士が国旗で覆われた棺を運び、軍楽隊も参加した。
APによると、葬儀の正式な手配は遺族が行った一方、セルビア政府は遺体をベオグラードへ運ぶ航空機を用意し、軍施設で追悼行事も実施された。ロイターは、セルビア政府関係者が葬儀に参列したと報じている。
共同宣言への署名同意を撤回
コナコビッチ外相は、ミラン・ドゥラノビッチ国防武官を含むセルビア大使館職員2人を追放対象とした。前日には、ベオグラードのボスニア・ヘルツェゴビナ大使館から大半の職員を引き揚げる方針も示していた。
共同宣言は10月1日(現地時間)にモンテネグロで署名される予定だった。外相は宣言そのものではなく、セルビア側の最近の対応を問題視したと説明している。締結済みの協定からの離脱ではなく、署名前の同意撤回に当たる。
一方、セルビア側は追放対象の顧問1人について、任期終了に伴い8月31日にすでにボスニア・ヘルツェゴビナを出国したと主張した。コナコビッチ外相は、正式な離任通知や外交身分証の返還を受けておらず、外務省の手続き上は在籍扱いだと説明している。
参考・出典
- Bosnia expels two Serbian embassy diplomats in protest over Mladic funeral
- Bosnia expels Serbian embassy officials and withdraws from regional declaration
- Thousands honor war criminal Mladic in Serbia despite EU warnings
- Bosnia and Herzegovina expels 2 Serbian diplomats, withdraws support for regional cooperation declaration
