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中国の習近平国家主席は、経済目標を追う過程で成長率を実態より大きく見せる報告や、数字合わせのために危うい手段に踏み込む当局者を処罰する考えを示した。共産党機関紙の人民日報が2025年12月14日付で、中央経済工作会議での演説抜粋として伝えた。目標管理の厳しさが、統計と現場の判断を同時に縛る局面に入っている。
「達成」の圧力をどこで止めるか
中央経済工作会議は2025年12月10日から11日に北京で開かれ、翌年の経済運営の大枠を示す場と位置付けられてきた。人民日報が示した抜粋で習氏は、目標達成を理由にした“見栄えのする数字”づくりや、拙速な手法で帳尻を合わせる動きを問題視し、責任を厳しく問う姿勢を打ち出した。
狙いは、地方に偏りがちな短期成果の競争を抑え、政策の信頼性を守ることにある。統計が疑われれば、中央の景気判断も、企業の投資判断も揺らぐ。処罰を強調する言葉は、現場の萎縮も招き得る一方で、評価指標の運用を「数字の大きさ」から「持続性」へ寄せる合図とも受け止められている。
景気下支えと規律強化の同時進行
ただ、締め付けだけで経済運営が楽になるわけではない。Reutersによると、中国では2025年11月の指標で、工業生産の伸びが4.8%と鈍り、小売売上高の伸びも1.3%にとどまった。消費の弱さや不動産不振が残るなかで、景気を支える政策を動かしつつ、数字の粉飾を防ぐという二つの課題が同時に迫っている。
新華社電として伝えられた政治局会議の発表では、国内需要の拡大やマクロ政策の強化が繰り返し示されている。一方、Reutersが報じた政府側有識者の発言では、企業収益を削る「価格戦」への警戒も語られた。成長を急がせる圧力が現場に過度な無理を生まないよう、処罰の宣言だけでなく、指標設計と財政運営の“逃げ道”をどう用意するかが次の焦点だ。
