イエメン暫定政権、フーシ派支配地域の奪還作戦を開始 タイズ周辺で70人超死亡

イエメン暫定政権、フーシ派支配地域の奪還作戦を開始 タイズ周辺で70人超死亡

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イエメン暫定政権のアリーミ大統領評議会議長は2026年10月4日(現地時間)、フーシ派支配地域の奪還を目指す軍事作戦の開始を発表した。全土に国家機関の権限を及ぼすことを目標に掲げ、軍、治安部隊、各軍事組織に対し、承認済みの計画に沿って任務を遂行するよう命じたと述べた。

地上・航空作戦を計画、タイズ周辺で70人超死亡

ロイターによると、サウジアラビアとイエメン側は、サウジが航空戦を担い、イエメン部隊が地上で戦う作戦を計画していた。議長は公式声明で、国防評議会の決定と必要な措置の完了を開始宣言の根拠に挙げ、フーシ派による動員と緊張激化を理由に挙げた。

発表前からタイズ周辺では激しい戦闘が続いている。10月5日付のAFP報道によると、タイズ県と周辺では直近24時間に双方合わせ70人超が死亡した。フーシ派は開始声明の数時間前、タイズ市と暫定首都アデンを結ぶ重要補給路を遮断した。タイズ市自体は政府軍の支配下にあるが、包囲圧力が強まっている。

CTP・ISWは10月4日付の分析で、その時点ではイエメン政府による新たな攻勢作戦を観測していないとした。開始宣言と任務遂行の指示は確認されている一方、新作戦による領土奪還の成果はまだ明らかになっていない。

民間人保護と奪還後の行政再開を指示

議長は声明で、住民を作戦の標的にしないと述べ、部隊に民間人と財産の保護、報復の禁止を指示した。武器を置いて戦闘をやめる者には、既定の手続きに沿った安全な帰還と恩赦を維持する方針も示した。

奪還後は、地域ごとに国家機関の業務を順次再開する計画を準備するよう政府に指示した。給与の支払いと滞納分への対応、道路・電力・水道の復旧、避難民が帰還できる環境の整備を優先事項に挙げている。

参考・出典

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