ウクライナのゼレンスキー大統領 中東歴訪でカタールと10年安保協定

ゼレンスキー氏が中東諸国と安保協定 対ドローン防衛で連携拡大

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ウクライナのゼレンスキー大統領が中東歴訪で、湾岸諸国との安全保障協力を具体化した。ロイターなどによると、29日にサウジアラビアとの協定に加え、カタールとは10年の安全保障協定を結んだと説明した。AP通信は28日、同氏がアラブ首長国連邦とカタールを非公開で訪問したと報じており、対ドローン分野を軸に連携を広げる動きが表面化した。

カタールと10年協定、湾岸との連携を具体化

ロイターなどが29日に報じたところによると、ゼレンスキー氏はサウジアラビアとの協定に加え、カタールと10年の安全保障協定を締結したと述べた。30日には中東諸国歴訪を成功と評価し、複数の安全保障協力協定がまとまったとも説明した。

AP通信は28日、同氏がアラブ首長国連邦とカタールを非公開で訪問したと報じた。今回の歴訪は単なる外遊というより、戦時に蓄積した対ドローンの知見を安全保障協力に載せ替える外交案件として進んだ側面がある。

対ドローン支援を土台にした中東接近

AP通信は20日、ウクライナが中東・湾岸地域の5カ国で、イランの無人機攻撃への対応を支援していると報じた。ウクライナ大統領府も7日、ゼレンスキー氏がサウジ皇太子との電話会談で、中東と湾岸の安全保障やイラン政権への対処を協議したと公表しており、湾岸との協議は歴訪前から進んでいた。

背景には、中東の戦闘拡大で湾岸諸国の無人機防衛需要が高まっていることがある。防空強化はエネルギー施設の防護や防衛協力の拡大に直結するため、今回の動きはウクライナが支援を受ける側にとどまらず、対ドローン分野では知見を提供する側として外交資産を積み上げ始めたことを示した。湾岸の防空体制の変化は、日本を含む域外のエネルギー消費国にとっても、供給面の安定と切り離せない重みを持つ。

参考・出典

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