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月周回の有人ミッション「アルテミス2」の打ち上げが、燃料系トラブルで3月以降にずれ込む。米航空宇宙局(NASA)が現地時間3日(日本時間4日)に延期を発表した。2月上旬の打ち上げをにらみ、発射手順を本番同様に確認する最終段階の試験まで進んでいただけに、計画全体の工程管理が改めて問われている。
液体水素漏れ 最終試験でカウント中断
延期の直接の理由は、ロケットに燃料を入れて一連の手順を確かめる「ウェット・ドレス・リハーサル」で液体水素の漏れが確認されたためだ。NASAの公式ブログでは、発射台側の接続部(テールサービスマスト・アンビリカル)の界面で漏れが起き、残り5分余りの段階で試験を終了したと説明した。
テレビ朝日系ANNによると、当初は早ければ2月8日にもフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げ、約10日かけて月を周回して地球へ戻る計画だった。クルーは米国とカナダの計4人で、有人としては同計画で初の飛行となる。
原因究明とデータ検証に時間がかかると判断し、NASAは2月の打ち上げ枠から外す方針を示した。Euronewsは、点検と改修のうえで再度リハーサルを行い、3月の新たな打ち上げ日程を定める流れだと報じている。
長官コメント SLS運用間隔3年超の重み
NASAのジャレッド・アイザックマン長官はXで、SLS(大型ロケット)の打ち上げが3年以上空いたことに触れ、「課題は想定内で、だからこそリハーサルを行う」との趣旨を投稿した。EuronewsやSpace.comは、3月の候補日として同月上旬の複数日程が挙がっている点も伝えた。
米宇宙専門メディアSpace.comは、前回のアルテミス1でも液体水素漏れが打ち上げ延期の要因になったと整理する。海外メディアがこの点を強調するのは、機体そのものだけでなく、極低温燃料を扱う地上設備と接続部の安定運用が、計画の「回転率」を左右するためだ。
月探査の成否を分けるのは、単発の成功ではなく、同じ手順を安全に繰り返せるかどうかである。今回の延期は、開発段階から運用段階へ移る入口で、品質管理と工程の透明性が最重要課題になったことを意味する。次の焦点は、漏れの根本原因をつぶし、打ち上げ間隔を縮める運用能力をどこまで積み上げられるかに移った。
参考・出典
- Artemis II Wet Dress Rehearsal: Test Terminated at T-5:15 – NASA
- NASA有人月探査3月以降に延期 「アルテミス計画」最終段階の試験で燃料漏れ
- NASA just delayed the Artemis 2 moon mission because its giant rocket has a leak — we've seen this before | Space
- Artemis II Moon mission launch delayed again to March due to fuel leak, NASA says | Euronews
