ベピ・コロンボ、水星到着フェーズ入り MTM分離完了、2027年4月の観測開始へ前進

ベピ・コロンボ、水星到着フェーズ入り MTM分離完了、2027年4月の観測開始へ前進

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ESAによると、JAXAとの共同水星探査計画「ベピ・コロンボ」で、探査機を水星近傍まで運んだ水星輸送モジュール(MTM)が2026年9月3日(中央ヨーロッパ夏時間)に正常に分離した。約8年間の巡航を終え、水星周回軌道投入へ向けた「到着フェーズ」の最初の段階を完了した。

輸送モジュールの役割が完了

ESAの管制チームは同日15時49分(CEST)、MTMの分離成功を示す信号を受信した。分離時点で探査機は水星から300万キロメートル超離れており、まだ水星周回軌道には入っていない。ESAは分離後のテレメトリーについて、各システムは正常と確認している。

ベピ・コロンボは2018年10月に打ち上げられた。MTMは2枚の長さ15メートルの太陽電池翼と太陽電気推進を使い、MPOとJAXAの水星磁気圏探査機「みお」を水星近傍まで運んだ。太陽電気推進は2026年6月15日に停止しており、MTM分離後はMPOの化学推進で軌道を調整する。

11月21日に軌道投入、観測開始は2027年4月

ESAによると、水星到着は約6カ月にわたる複数の軌道変更と分離作業で進む。MPOと「みお」は結合したまま11月21日に水星周回軌道へ入り、12月9~10日に「みお」を分離する。12月16日には「みお」を保護していたサンシールドMOSIFを分離し、MPOは2027年3月10日に最終的な科学観測用軌道へ到達する予定だ。

両探査機による科学観測は2027年4月6日に開始する計画で、日程は運用上の理由で変更される可能性がある。

参考・出典

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