NECが海底ケーブル敷設船を自社保有、製造から敷設・保守を一体運営へ
NECは投資家向けイベントで、通信量増加で案件が積み上がる中、海外プロジェクト獲得やコスト削減、運用迅速化を狙い海底ケーブルの製造から敷設・保守まで一体運営するため敷設船の自社保有に前向きな姿勢を示し、M&Aも視野に計画を本格化すると表明した。
企業動向や経済トレンドを解説。変化の速いビジネスシーンを未来志向で読み解きます。
NECは投資家向けイベントで、通信量増加で案件が積み上がる中、海外プロジェクト獲得やコスト削減、運用迅速化を狙い海底ケーブルの製造から敷設・保守まで一体運営するため敷設船の自社保有に前向きな姿勢を示し、M&Aも視野に計画を本格化すると表明した。
2025年11月12日、スタンレー電気と京都大学、日亜化学の次世代レーザーPCSEL研究成果が発表された。高出力・高指向性で製造現場や自動運転、さらには水中センシングなど幅広い応用の社会実装へ一歩近づいたと示した。視界を開く技術として実用化に期待が高まる。
川崎重工業は神戸工場でダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)の実証設備を完成。1基で年間100〜200トンのCO2回収を見込み、工場廃熱を活用した約60℃の低温分離で省エネ化を図る。モジュール化で早期実装を目指し、運用コストや回収効率の評価を進め脱炭素技術の実用化を狙う。
ロケットラボのピーター・ベックCEOは、次世代ロケットNeutronの初飛行を2025年から最短2026年中頃に先送りし、初回を実証飛行で軌道到達を確実に狙う方針と発表。ワロップス島への機体搬入は2026年第1四半期予定。段階的に検証を進め、確実な打ち上げ体制を整える方針だ。
旭化成は独EASバッテリーズと超イオン伝導性電解液のライセンス契約を締結。2026年3月発売の円筒型リチウムイオン電池に採用され、出力向上と発熱抑制で製品競争力を高め、試験で出力底上げと発熱抑制を確認し事業化を加速する。
IIJとIIJエンジニアリングがサーキット向けローカル5Gの提供を開始。ピットでのアンテナ調整や基地局稼働確認により、高速走行中の車両から映像やマシン情報を低遅延で安定伝送。運営の効率化と観戦・放送の体験向上を狙う。ライブ配信やリアルタイム解析で観客やチーム双方の情報活用を促進。
金融庁が暗号資産を金融商品取引法の対象とし、国内交換業者の105銘柄に情報開示義務とインサイダー規制を適用。株並みの税率軽減を来年度の税制改正で要望し、法改正は2026年通常国会提出を目指す。投資ルールを実需市場に重ね、利用者保護や市場安定化を図る狙い。
ソフトバンクと積水化学が電源不要の透明メタサーフェス反射フィルムで5Gミリ波エリア拡大を実証。本社オフィスの圏外改善を確認し、景観を損ねずに電波制御が可能な技術として手応え。駅や工場、イベント会場での活用や商用展開も視野に入れる。今後は導入コストや設置方法の詳細検証を進める。
アドウェルズが接合技術「DMB(ドット・マトリックス・ボンディング)」搭載装置を製品化。一辺40mm・厚3mmの基板を常温で割れやすい素材も接合、那珂川市に新工場を整備し受託接合を開始、パワー半導体実装の国産選択肢が拡大。産業用途での導入期待が高まる。
ゼレンスキー大統領は2025年11月16日、ロシアの攻撃による停電が続く中、汚職疑惑で法相とエネルギー相が辞任した直後に国営エネルギー企業の経営陣を刷新し、徹底した財務監査と抜本的改革で信頼回復と電力の安定供給を同時に進めると表明した。
鹿島が開発した「ハイダックス・アールイー」は、制震用オイルダンパーに振動エネルギー回生の仕組みを組み込み、制御に電気を要さないのが特徴。名古屋・栄トリッドスクエアで施工中に初適用し、超高層の居住性と事業継続性を両立させる新たな制震技術として現場から常識を静かに更新しようとしている。
百度は百度ワールドでAI向け新型半導体「M100」「M300」と複数チップ束ねるシステム、マルチモーダル強化版LLM「Ernie」を発表。M100は2026年初、M300は2027年初投入を見込み、中国企業向けに低コストで国内制御可能な算力供給を目指す。
11月14日夜、在日中国大使館が日本への渡航を当面控えるよう通知し、航空各社が払戻対応を相次いで公表した。発端は高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁で、言葉の応酬が日中緊張を高め、旅行や経済に影を落としている。市民の渡航や交流への影響が懸念される。
クアルコムのクリスティアーノ・アモンCEOは、5年後の商用期を見据え6GをAIエージェントに“文脈”を与える通信基盤と位置づけ、音声・視覚・位置などの環境情報をネットワーク側で低遅延に取り込み端末体験を自然な応答へと組み替える構想を示した。
米ブルー・オリジンの大型ロケット「ニューグレン」が2025年11月14日05:55にフロリダ・ケープカナベラルから発射され、白い機体が湾岸に向けて上昇。NASAの火星探査機2機を目的軌道へ投入し、1段目ブースター回収に成功、軌道級再利用へ重要な節目となった。
日立産機システムが発売したマイクロ水力発電機EBS-F150Lが配水設備の放流口で稼働開始。落差3〜10mで既存の配管や水路を止めずに発電し、導入しやすい小水力発電の実用例を示す。自治体や企業の省エネ・再生可能エネルギー導入に期待。既設インフラを活かし低コストで運用可能。
家計の圧力を受け、トランプ大統領は2025年11月14日、物価の直接的下押しを狙い相互関税の対象からコーヒーやバナナ、トマト、牛肉など数十の輸入食品を除外。適用は13日14:01に遡及し、消費者物価や小売りへの影響が注目される。小売業界や輸入業者の対応も焦点となる。
検問所で帳簿を手にトラックを点検する光景が増える。停戦発効から1カ月余、ガザではハマスが価格管理や物流の統制で統治を回復しつつある。米国主導の停戦合意第2段階で撤退や武装解除を受け入れるかは不透明だ。現地住民は物価高や通行制限で影響を受け、国際社会の注目も集まっている。
2025年11月14日朝、ロシア南部ノボロシースクの石油備蓄基地が無人機攻撃で損傷した報を受け、アジア序盤の先物板は一気に買いで埋まり原油先物が急騰。投機的な買いも加わり、地政学リスクが実需を上回って供給不確実性を価格に織り込んだ。投資家らが警戒感を強めた。
アプリ警告を受け設置業者への連絡が始まる中、テスラは家庭用蓄電池Powerwall 2の一部を2025年11月14日付でリコール。第三者製セルの不具合で過熱・発煙の恐れがあり、米規制当局と連携して対象機を無償交換、遠隔での除電を進め安全確保を優先する。