国民党が鄭麗文氏を主席に選出、対中姿勢に新色、次期選挙へ影響
台北の党本部で支持者のざわめきが歓声に変わった。18日の国民党主席選で前立法委員・鄭麗文氏が過半で当選。史上2人目の女性党首誕生は党の路線や対中姿勢に新たな色を加え、次期地方選や国政の駆け引きにも直結すると見られる。党内基盤の再編や対外発信、台湾海峡を巡る外交影響も注視される。
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台北の党本部で支持者のざわめきが歓声に変わった。18日の国民党主席選で前立法委員・鄭麗文氏が過半で当選。史上2人目の女性党首誕生は党の路線や対中姿勢に新たな色を加え、次期地方選や国政の駆け引きにも直結すると見られる。党内基盤の再編や対外発信、台湾海峡を巡る外交影響も注視される。
英国、フランス、ドイツは2025年10月10日、凍結されたロシア国有資産の価値をウクライナ軍支援に活用する方針を共同声明で表明。インフラ攻撃激化を非難し、米国と連携して法の枠内で具体化を急ぐとし、ロシア側の反応や国際法上の課題も焦点となる見通しだ。
ダッカ裁判で検察がシェイク・ハシナ前首相に対し、昨年の学生デモ弾圧を巡る人道に対する罪で死刑を求刑。最大1400人死亡とされる暴力の責任を国家指導者に問う異例の審理は、退去先のインド不在のまま進行している。国際人権団体や地域の波紋が広がり、政治的影響も懸念されている。
2025年10月16日、ロンドン議会街は中国のためのスパイ疑惑で起訴された元議会調査員2人の9月起訴取り下げの余波で騒然。政府・検察庁の説明責任が問われ、MI5長官は年次演説で国家の脅威対処継続を強調、真相解明と議会の信頼回復が課題となっている。
曇りのブリュッセルで、カヤ・カラス欧州外務・安全保障政策上級代表が対ドローン防衛を「2027年末までに完全運用」と表明。ロシア侵攻の長期化を受け、2030年までに欧州防衛を実戦水準に引き上げる工程が本格始動し、加盟国間での共同調達や訓練、技術協力を通じ能力を確実に移す方針だ。
2025年10月15〜16日、トランプ米大統領はモディ印首相がロシア産原油の購入停止を約束したと明言したが、翌日インド外務省は把握していないと否定。原油取引の行方は安全保障やエネルギー市場に影響を及ぼし、対露制裁運用を巡る国際議論に波紋を広げている。
発端は2025年10月16日の電話協議とされ、翌17日にオルバン首相が『二週間以内』と会談実現を示唆。雨に濡れたブダペストでトランプ大統領とプーチン大統領の直接会談が急浮上し、米露首脳会談で停滞する和平模索に新たな動きが生まれている。国際社会の注目が高まっている。
静まり返った国境の夜明け前、白い車列がゆっくりと動き出した。2025年10月18日未明、ガザで死亡したイスラエル人の人質とみられる遺体が赤十字に託され、イスラエル軍に引き渡された。遺体は法医学当局で身元確認に回される予定で、当局は結果をまず遺族に伝えると強調した。うわさの拡散を控えるよう求める声が広がる一方、返還が進まない遺体をめぐる双方の主張が衝突し、停戦の地平に小さな揺らぎが生まれていると映る。
ハノイ早朝の独立80周年式典で若者の列が中国軍の行進を一目見ようと詰めかけ、米中摩擦の深まる中でベトナムの対中観が揺れる。国境近くの大型投資や交通インフラの推進が、両国関係の地図を書き換えつつある。世論の揺れが政策余地を広げ、経済連携や安全保障への影響も示唆される。
カンボジアでオンライン詐欺に関与した疑いで拘束されていた韓国人64人が政府チャーター機で送還、10月18日に仁川国際空港到着後に警察が身柄を確保し、東南アジア拠点の犯罪網対策が一段と加速している。治安当局が捜査を継続し、国際協力で東南アジアの犯罪組織摘発を強化する方針だ。
北京の秋の靄の中、庁舎前の車列もまばら。中国国家統計局は2025年10月20日11時に7〜9月期GDPをインターネットで公表、恒例の記者会見は見送り。政治日程と重なる発表の“かたち”に注目が集まる。経済指標としての意味や市場の受け止め方も焦点となる。
ホワイトハウス前庭での会談でトランプ大統領がゼレンスキー大統領に「合意の時だ」と即時停戦を促したが、ウクライナが求めるトマホーク供与など決定的軍事支援には踏み込まず、期待と現実の隔たりが浮き彫りになり、記者団の前で握手を交わした場面も注目された。
ベルリン中心部ミッテ区の公有地に設置されていた慰安婦像「平和の像」が、上級行政裁判所の存続否定判断を受け、2025年10月17日朝に区による代執行で撤去され、長年の設置をめぐる対立に一つの節目が訪れた。歴史問題や日韓関係を巡る論争の象徴として議論を呼んできた
ハマス幹部ムハンマド・ナザル氏が、ガザの移行期間中も現地にとどまり治安管理を維持する考えを示した。武装解除へは言及を避け、最長5年の停戦受け入れの用意を表明。米国主導の和平計画下で統治権や人道支援配分を巡る調整が終戦交渉の焦点となるとの見方が出ている。
ノーベル平和賞受賞から一週間、10月17日にベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャドがイスラエルのネタニヤフと電話協議し、戦時下の決断と成果を称賛。受賞の最初のメッセージが中東へ届き、ラテンアメリカまで及ぶ地政学的波紋が浮上し、国際社会の注目を集めている。
ワシントン発(2025年10月17日)米司法省は、政権批判の急先鋒であるボルトン元大統領補佐官を機密情報の不適切な取り扱いで18件起訴。各件で最長禁錮10年が科され得る重罪で、国家機密の扱いや司法手続き、政治的影響が国際的にも注目されている。
ガザの通路に折り重なるストレッチャーと番号札。アルジャジーラは2025年10月15日、停戦合意に基づきイスラエルが引き渡した遺体に拷問痕が多数あると報道。合意から一週間、返還は進む一方、米イスラエルの「戦闘再開」警告が和平の足場を揺るがしている。
2025年10月17日、カリブ海で米軍が麻薬運搬疑いの船舶を再攻撃。乗員に初の生存者が確認され、白波に残る炎の跡も報告。作戦の正当性や国際法、救助・拘束の在り方をめぐる議論が一段と強まり、米軍の説明や周辺国・国際社会の監視、被疑者の処遇と救命措置の透明性が焦点となる。
イスラエル軍は10月16日、ガザとエジプト国境のラファ検問所でパレスチナ人の通行再開と人道支援搬入に向けエジプトと調整中と表明した。しかし停戦合意違反を巡る応酬で具体日程は示さず、支援遅延への懸念も残り、砂塵の向こうで人々が再開を待つ不安定な情勢が続く。
ワシントンの財務省が2025会計年度の歳出入を確定。赤字は1兆7,750億ドルで前年度から410億ドル縮小。関税収入急増と教育支出大幅削減が金利・社会保障費の膨張を一部相殺し、年次赤字は22年以来の減少となった。政策の組合せが財政に与える影響が浮上。