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ロイターが10月1日に報じたところによると、訪中した岩屋毅前外相は、王毅外相や何立峰副首相らが高市首相に「極めて厳しい姿勢」を示したと同社の電子メール取材に説明した。政府間対話やレアアースの対日輸出管理を巡る中国側とのやりとりも明らかにした。
対話を求めた岩屋氏に王氏はどう答えたか
岩屋氏は前外相だが、今回の訪中は民間経済団体・日本国際貿易促進協会の会長として行った。中国外務省によると、9月28日(現地時間)に北京で王氏と会談した。翌29日(現地時間)には何氏とも人民大会堂で会談した。
ロイターによると、岩屋氏は政府間対話の窓口を開くよう求めた際、王氏から「呉江浩駐日大使に任せてある」との返答を受けたと説明した。中国外務省の会談発表は、この具体的なやりとりには触れていない。
中国外務省の発表では、王氏は現在の日中関係が厳しい局面にあるとし、正常化が必要だとの立場を示した。また、日本の指導者の台湾問題に関する言動を早急に是正するよう求めた。何氏も29日の会談で、日本の一部政治家が台湾問題で中国側の「レッドライン」に触れたことなどが日中の経済関係に影響したと主張した。
岩屋氏はロイターに、高市首相の台湾有事を巡る発言について、中国側はその後の説明が不十分だと考えているようだとの印象を語った。
レアアース輸出を巡る要請と中国側の発言
岩屋氏は何氏に、民生用レアアースの対日輸出許可手続きの迅速化を要請した。ロイターによると、岩屋氏の説明では、何氏は「民生用であれば問題ない」と述べたという。
一方、岩屋氏は中国からのレアアース輸入が現場ではかなり滞っているとの見方を示し、中国商務省にも同様の要請を行った。何氏の発言後に輸出許可手続きが改善したことは、現時点では確認されていない。
日本政府の対応について、時事通信によると、木原稔官房長官は9月30日、岩屋氏の訪中を民間経済団体の動向として個別のコメントを控えた。同通信は、外務省幹部も今回の訪中を政府間関係の接近とは捉えていないと伝えている。
