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米南方軍は2026年10月27日、東太平洋で高速船を攻撃し、5人が死亡したと発表した。同軍は、船が麻薬取引に関与していたと主張している。一連の船舶攻撃を巡っては、人権団体が合法性に異議を唱え、停止を求めている。
麻薬取引への関与を主張、詳しい根拠は示さず
イタリア誌Internazionaleに掲載されたロイター報道によると、南方軍は「確認された情報」に基づき、今回の船舶が麻薬取引に関与していたと説明した。ただし、その判断を支える情報活動の詳しい内容は示していない。
USNI Newsが掲載した南方軍の声明によると、攻撃を実施したのは同軍の指揮下にある西半球統合任務部隊だ。声明は対象について、既知の麻薬取引ルートで活動する高速船だったと説明している。
AP通信によると、一連の船舶攻撃は2025年9月に始まり、今回を含めて70回を超えた。死者は少なくとも240人に上る。トランプ政権は、攻撃した船舶が麻薬を運んでいたと説明し、死亡者を「麻薬テロリスト」と呼んでいる。
人権団体は停止要求、監察計画は手順を対象
ヒューマン・ライツ・ウォッチは2026年9月2日の声明で、一連の船舶攻撃を違法な超法規的殺害と位置付け、攻撃の停止と責任追及を求めた。
同団体は、この状況を武力紛争とは認めず、国際人権法が適用されると説明している。同団体の立場では、意図的に死に至らせる武力行使は、人命を守るために厳格に必要な場合を除き、禁じられる。これは同団体による法的評価であり、裁判所の判断ではない。
一方、AP通信によると、国防総省の監察機関は2026年5月、攻撃に際して所定の標的選定手順が守られたかを評価する計画を示した。対象には指揮官の意図、標的の検討、攻撃の実行などが含まれるが、攻撃の合法性は評価対象に含まれない。
参考・出典
- US military says it struck vessel in Eastern Pacific, killing five
- U.S. Forces Kill 5 in Strike on Suspected Narco Boat
- US military says 5 were killed by a strike on an alleged drug boat in the eastern Pacific
- United States: Year of Extrajudicial Killings at Sea
- Pentagon watchdog evaluating US military’s strikes on alleged drug boats
- Timeline of Boat Strikes and Related Actions
- US forces strike suspected drug boat in Eastern Pacific, killing 5
