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フランスの銀行グループ、クレディ・ミュチュエル・アルケアは2026年11月4日(現地時間)、サイバー攻撃による不正送金を公表した。翌5日、ロイターは同行の説明として約1億ユーロが盗まれたと報道。同行は一部の資金を差し止め、回収と最終的な財務影響の精査を進めている。
銀行自身の口座から不正送金、顧客資産への影響は否定
同行の11月4日付の公式追加説明によると、攻撃者は銀行自身の口座から他行へ資金を送金し、顧客口座は経由していない。ロイターが伝えた銀行の説明では、盗まれた時点の資金は暗号資産ではなく、その後に暗号資産へ換えられた可能性があるという。
同行は顧客資産への影響を否定している。一方、予防的に一部の取引を停止したことに伴い、送金には遅延が生じた。11月4日付の説明では、ほぼ全ての取引が再開したとしている。
被害の規模について、同行は4日の公式説明で、報道されていた1億1800万ユーロという数字の正確性は確認せず、規模感を認めるにとどめていた。翌5日にロイターが伝えた約1億ユーロは、銀行が盗まれたと説明した金額であり、回収後の最終的な損失額ではない。同行は資金回収と財務への影響の精査を続けている。
攻撃の経路について、同行は委託先のプラットフォームを経由したと説明し、フォルチュネオが侵入口だったとの報道を否定した。ロイターによると、銀行の広報担当者は、この委託先の名称を明らかにしなかった。
同行は自行内の人的ミスを否定し、外部からの攻撃だったとの立場を示している。ただ、正確な発生源と手口については当局と調べているとしており、原因の調査が続いている。
ロイターが伝えたパリ検察の説明によると、サイバー犯罪部門は11月4日(現地時間)に被害届を受け、直ちに捜査を開始した。フランスのサイバー犯罪担当警察が捜査を主導する。同通信によると、銀行は欧州中央銀行、フランスの銀行監督当局、検察へ通知しており、11月5日の報道時点で捜査と資金回収が進行している。
参考・出典
- Crédit Mutuel Arkéa annonce avoir été victime d’une attaque
- Informations complémentaires suite à l’attaque dont le Crédit Mutuel Arkéa a été victime
- French bank Credit Mutuel Arkea says €100 million missing after cyberattack
- Crédit Mutuel Arkéa : ce que l’on sait sur l’attaque qui a touché la banque bretonne
- Piratage du Crédit Mutuel Arkéa : ce que l’on sait et qui est réellement concerné
