本サイトの記事や画像はAIが公的資料や報道を整理し制作したものです。[続きを表示]ただし誤りや不確定な情報が含まれることがありますので、参考の一助としてご覧いただき、実際の判断は公的資料や他の報道を直接ご確認ください。[私たちの取り組み]
JAXAは2026年1月7日、内閣府の準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」の測位衛星「みちびき」7号機(QZS-7)を搭載するH3ロケット9号機の打ち上げを延期すると発表した。2月1日の予定で準備が進んでいたが、2025年12月22日にH3ロケット8号機が打ち上げに失敗した原因究明と、今後の機体への影響評価を優先する。
測位の増強が遅れると何が困るか
QZSS(準天頂衛星システム)はGPSを補完し、日本付近で位置情報を使いやすくする狙いがある。地上の遮へいが大きい都市部や山間部では、衛星数が増えるほど測位の安定性が増す。ところが、8号機の失敗で「みちびき5号機」(QZS-5)が喪失し、続くQZS-7の打ち上げも後ろ倒しになった。普段のスマホやカーナビが直ちに使えなくなる話ではないが、運用計画や冗長性(予備の余力)を積む想定は揺らぐ。
直近の「打ち上げ情報リスト」を整理すると、①2025年12月22日、H3ロケット8号機がQZS-5を載せて打ち上げたが、予定軌道に投入できず失敗、②2026年2月1日予定だったH3ロケット9号機(QZS-7)は延期となり、新しい日程は未定、の2点に集約される。現場では、次の準備を進めながら調査結果を待つ時間が長くなる。
H3の信頼回復と「急がない」判断
H3はJAXAと三菱重工業が開発し、H-2Aの後継として打ち上げ需要の受け皿を担う。8号機では、飛行中に第2段エンジンの燃焼が予定より早く終わったとJAXAが説明している。JAXAは理事長を長とする対策本部を置き、原因調査の状況を審議会などにも報告してきた。9号機の延期は、衛星側の都合というより、ロケット全体の安全性と再発防止を先に固める判断といえる。
打ち上げを急げば衛星の不足を早く埋められる一方、原因の見落としは次の失敗を招き、結果的に遅れと費用を拡大させる。焦点は、第2段の異常が設計・製造・運用のどこで生じたのかと、対策を9号機以降へどう反映するかだ。JAXAは打ち上げ計画が整い次第、9号機の新たな打ち上げ日を公表するとしており、QZSSの増強計画がどこまで影響を受けるかも併せて見極める段階に入った。
