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神奈川県警は2026年11月5日、マイナンバーカード7枚と在留カード4枚を偽造した疑いで、中国籍の無職、偉勒思容疑者(27)=東京都板橋区=を再逮捕したと発表した。毎日新聞などが報じた。県警は、偽造身分証を使ってスマートフォンを受け取り転売する組織との関係を調べている。
自宅で身分証11枚を偽造した疑い
再逮捕容疑は7月5日ごろから8月30日ごろにかけて、東京都板橋区東山町の自宅でマイナンバーカード7枚と在留カード4枚を偽造したというもの。容疑は有印公文書偽造と入管法違反(在留カード偽造)で、県警は今回の容疑に対する認否を明らかにしていない。
偉容疑者は8月31日と9月30日にも偽造有印公文書行使と詐欺の容疑で逮捕され、起訴されていた。毎日新聞によると、中国人の知人から誘われ、金銭目的で加担した趣旨の話をしているという。
捜査では、自宅から偽造されたカード類約280枚と素材となるカード約1700枚を押収。中国から届いた国際郵便からもカード約600枚などが見つかったと同紙は伝えた。
土中で身分証を受け渡し、スマホの受領・転売に悪用か
県警国際捜査課は、偉容疑者が中国本土にも拠点を持つとみられる犯罪組織で、身分証の偽造を担当していたとみている。偽造カードは都内の駐車場や空き地で土中や石の下に隠され、仲間に受け渡されていたという。
毎日新聞によると、何者かがオンラインストアで購入したスマートフォンを、偽造身分証を使った荷受け役が配送会社の営業所で受け取り、回収役が転売していたとされる。県警は、全体を統括する指示役がいたとみて捜査している。
事件は2025年7月、横浜市南区の郵便局で荷受け役が偽造運転免許証を提示し、職員に指摘されたことをきっかけに発覚した。同紙は、荷受け役が免許証を置いて逃げたと報じている。
テレビ朝日は11月6日、偉容疑者が中国からホログラムなどのカード素材を輸入し、偽造カード1枚につき約1000円の報酬を得ていたとみられると伝えた。県警は、中国側拠点との関係や、端末の購入から受け取り、転売に至る仕組みの解明を進めている。
