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中東の防空網を支える米国製の高高度迎撃ミサイルシステムTHAADを巡り、ヨルダンのレーダーが攻撃で機能を失った疑いが浮上した。3月2日に撮影された衛星画像をCNNが分析し、米国とイスラエルによる対イラン攻撃が始まった直後の数日間に被弾した可能性があるとしている。
ヨルダンTHAADレーダー損壊疑い
CNNによると、ヨルダン東部のムワッファク・サルティ空軍基地で、黒く焼けたレーダーとみられる機材の周囲に残骸が散らばる様子が写った。砂地には大きな着弾痕も確認でき、複数回の攻撃が加えられた可能性があるという。打撃を受けた時期は3月1日から2日ごろとみられている。
THAADは弾道ミサイルを高高度で迎撃する米軍の中核システムの一つで、レーダーは探知と追尾、迎撃判断に直結する。CNNは、搭載されるAN/TPY-2レーダーがレイセオン製で、米ミサイル防衛局の予算資料では約5億ドル規模とされる点も紹介した。衛星画像では同基地に多くの航空機が展開していた時期も確認され、拠点防護の観点からも影響は小さくない。
湾岸レーダー・通信拠点狙い
同じCNNの分析では、アラブ首長国連邦でもレーダー関連施設が攻撃を受けた痕跡がある。ただし、機材そのものが損傷したかは画像だけでは判別が難しいとしている。一方で、新華社はイラン革命防衛隊が首長国連邦アル・ルワイスのTHAAD関連レーダーを破壊したと主張したと報じており、当事者発表と衛星画像の読み取りには温度差が残る。
また、ヤフーが配信したCNNの同記事では、カタールのウンム・ダハルにある早期警戒レーダーにも損傷が出たように見える衛星画像があるとし、ミドルベリー国際大学院モントレー校の研究者サム・レア氏の分析に触れている。迎撃ミサイルの数だけでなく「目」となるセンサー群を削れば、防空全体の反応時間と精度が落ちるため、攻撃側にとっては費用対効果が高い手段になり得る。
レーダーや通信設備が傷めば、迎撃の可否より前に「探知できるか」が揺らぐ。各国は代替センサーの確保や部隊の分散、運用手順の見直しを迫られ、警戒が薄い時間帯や方向が生まれやすくなる。防空網の穴は偶発的な誤認も招くため、修復と再配備の速度が当面の緊張度を左右する構図だ。
