NASA探査車パーシビアランス、火星で累計45.22キロ走行 オポチュニティの地球外記録を更新

NASA探査車パーシビアランス、火星で累計45.22キロ走行 オポチュニティの地球外記録を更新

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NASA・JPLは2026年10月12日公開の公式記事で、火星探査車パーシビアランスが11日(NASA公表日付)に累計走行距離45.22キロメートルに達し、地球外天体の表面での走行距離記録を更新したと発表した。それまでの記録は、オポチュニティの45.16キロメートルだった。

地形を読みながら進む自律航法

パーシビアランスは2021年の火星着陸から約5年半後、ミッションの2,006火星日目に記録を更新した。当日の走行距離は91.31メートルで、着陸後に積み重ねた累計走行距離が旧記録を上回った。

移動を支えているのが、自律航法システムAutoNavだ。NASA・JPLによると、累計走行距離の90%超でAutoNavによる地形評価が利用された。走行しながら地形を撮影して危険箇所の3次元地図を作り、地球側の運用担当者が指定した経由点の間で進路を選ぶ仕組みだ。

走行には光の条件による制約もある。運用担当者は、太陽に向かって進む際に航法カメラが受けるまぶしさが制約となり、午後半ばまでに停止する理由になっていると説明した。

記録更新時、パーシビアランスはジェゼロ・クレーター西縁の外側にあるLac de Charmesを通り、Idubiへ向かっていた。科学チームはIdubiで古代の熱水系の痕跡を探すことを期待している。その後はクレーター縁に沿って南へ進み、衝突によって持ち上げられた古代地殻の塊、Rainbow Fallsを目指す予定だ。

延長ミッションが開始、地上では耐久試験

NASAは初のミッション延長を承認し、2026年10月に延長期間が始まった。クレーター縁の探査は2028年末ごろまで続ける予定だ。公式発表でJPLのスティーブン・リー氏は、すべての移動システムが作動していると説明した。また、地上での寿命延長試験の結果を踏まえ、今後も走行距離を伸ばせるとの見通しを示した。

CNA掲載のロイター配信記事によると、リー氏は最近の全システム評価を踏まえ、2030年代まで、場合によってはそれ以降も運用できる能力があると説明した。また、100キロメートル以上の走行能力を確認するために移動機構の耐久試験を進めており、ハードウェアを150~300キロメートル相当まで試験する計画だという。この数値は地上での試験条件であり、火星での実走距離ではない。長期運用についても、現時点での能力評価であり、運用期間が確定したものではない。

参考・出典

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