トランプ大統領がネタニヤフ首相と会談へ、ガザ停戦次段階探る

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2025.12.29

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米国のトランプ大統領は、2025年12月29日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談する見通しだ。停戦が続く一方で次の段階が止まりがちなパレスチナ自治区ガザを巡り、米側が進展を促す場になるとみられる。場所はホワイトハウスとする説明が出ているが、米側は詳細を確認していない。

停戦「第2段階」を動かすための会談

焦点は、ガザ停戦の「次の段階」に入るための実務だ。Reutersは、米国が停滞する停戦プロセスを前に進めたい考えだと伝えた。停戦下でも、ガザでは物資搬入や移動の運用が日々揺れやすく、合意の履行が政治の迷走に引きずられる局面が続いている。

米側が掲げる枠組みでは、ハマスの武装解除や統治からの排除、ガザの暫定統治（パレスチナ人の専門家集団による行政運営など）に加え、国際治安部隊（多国籍の安定化部隊）の設置が柱とされる。APも、停戦の第2段階は設計図が大きい一方、当事者間や関係国の思惑が割れやすいと報じている。

会場の不確実性と、負担の割り振りという争点

会談は29日とされるが、開催地は揺れている。Al Jazeeraはイスラエル側の説明として「ホワイトハウスでの会談」を伝え、Reutersは米側が詳細を確認していないとしたうえで、ネタニヤフ氏がフロリダ州のトランプ氏の施設を訪れる可能性にも触れた。会場がワシントンかフロリダかで、随行団の規模や記者対応の段取りも変わる。

論点は、停戦を「続ける」ことよりも、誰が何を引き受けて「次を回す」かに移っている。国際治安部隊を置くなら、兵力や権限、費用をどの国が担うのかが避けられない。暫定統治も、現場の行政を回す人材の選定や安全確保がセットで問われる。govinfoに収録された過去の米・イスラエル首脳発言からも、停戦案が繰り返し語られてきた一方で、実装の段階で摩擦が出やすいことがうかがえる。

停戦「第2段階」を動かすための会談

会場の不確実性と、負担の割り振りという争点

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