ウィーンでロシア外交官4人を「好ましからざる人物」に 諜報活動の疑いを背景に退去要求

ウィーンでロシア外交官4人を「好ましからざる人物」に 諜報活動の疑いを背景に退去要求

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オーストリア外務省は10月23日(現地時間)、ウィーン駐在のロシア人外交官4人を「好ましからざる人物(ペルソナ・ノン・グラータ)」に指定し、国外退去を命じた。ロイターとAPが報じた。対象はロシア大使館所属の3人と、欧州安全保障協力機構(OSCE)のロシア代表部に所属する1人。外務省は「外交官としての身分にそぐわない活動」を理由に挙げた。

安全保障当局の調査に基づく措置、活動の詳細は示さず

ロイターによると、外務省は今回の措置について、オーストリアの安全保障当局による調査結果に基づくと説明した。同通信社は、「外交官としての身分にそぐわない活動」という表現は通常、諜報活動を指す際に使われると解説している。APの取材に応じた匿名のオーストリア当局者も、退去命令は諜報活動に関係すると述べた。

一方、外務省は対象者の個別情報や疑われる活動の詳細を公表していない。APによると、4人には数日以内の出国を求めた。今回の措置は外交官としての受け入れを拒否する指定と退去命令であり、個別の活動について刑事責任が確定したことを意味するものではない。

OSCE代表部も対象、ロシア側は反発

ロイターによると、OSCEのロシア代表部に所属する外交官は、軍事安全保障と軍備管理を担当する代表団の一員だった。ウィーンにはOSCEや国際原子力機関(IAEA)などの国際機関が所在し、各国はオーストリア向けの大使館とは別に国際機関向けの代表部を置いている。今回の退去命令は、こうした国際機関向けの外交代表部にも及んだ。

ロイターとAPは、今回の4人を含め、オーストリアが2020年以降に追放したロシア人外交官は18人になると報じている。2026年5月にもロシア人外交官3人が退去対象となり、当時はロシアの外交施設に設置されたアンテナ設備をめぐる諜報活動への懸念が理由とされた。

ロシア側は今回の措置に反発している。ロイターによると、在オーストリア・ロシア大使館はウェブサイト上の声明で、退去命令を非友好的な措置と批判し、相応の対応を取る意向を示した。

参考・出典

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