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中国の応急管理省は2026年10月22日、同年1~9月の自然災害による直接経済損失が1993億6000万元(約299億ドル)だったと発表した。死者・行方不明者は計1162人に上り、台風による損失が全体の約半分を占めた。
台風の損失は1042億2000万元、地質災害で人的被害が集中
応急管理省などがまとめた初期統計によると、1~9月に全国で延べ5646万人が自然災害の影響を受け、緊急避難や生活支援を必要とした人は延べ504万9000人に達した。
ロイターによると、直接経済損失は前年同期の2176億5000万元から約8%減少した。一方、死者・行方不明者は前年同期の742人から1162人に増加した。
災害別では、台風による直接経済損失が1042億2000万元と全体の約5割を占めた。地質災害による死者・行方不明者は747人で、災害の種類別では最も多かった。1~9月には西北太平洋と南シナ海で26個の台風が発生し、このうち7個が中国に上陸した。
8月の台風被害は282億6000万元、チベットで562人が死亡・不明
災害の具体的な影響は、応急管理省が9月18日に公表した8月の全国自然災害状況にも示されている。同省などの初期統計によると、8月の直接経済損失は360億3000万元で、このうち台風災害全体による損失は282億6000万元だった。
8月に中国へ上陸した台風「白海豚」は、浙江省などに広範囲の強風雨をもたらし、都市運営やインフラ、交通に深刻な影響を及ぼした。
人的被害では、8月26日にネパール側で発生した土石流により、チベット自治区シガツェ市ギロン県のギロン口岸で、死亡者と行方不明者が合わせて562人に上った。9月18日の資料公開時点では被害状況の確認が続いていた。
応急管理省が10月22日に公表した1~9月の統計でも、この災害による死者・行方不明者は562人と報告され、前回発表から変わっていない。
