スロバキア首相、NATOとロシアの衝突を警告 チェコ大統領と第5条巡り首脳間の応酬続く

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スロバキアのロベルト・フィツォ首相は9月19日(現地時間)、西側の一部政治家がNATOとロシアの直接衝突を招こうとしていると主張した。17日にはNATO条約第5条を巡り、自国を武力衝突に巻き込ませたくないと発言。チェコのペトル・パベル大統領が20日に批判し、フィツォ氏も同日反論した。

フィツォ首相、NATOとロシアの衝突を警告

ロイターなどによると、フィツォ首相は19日に公開した動画で、ウクライナでロシアを打倒する戦略が失敗したため、西側の一部政治家がNATOとロシアの衝突を招こうとしていると主張した。西側政治家の意図が独立して確認されたという内容ではない。

これに先立つ17日、フィツォ氏はプレショフでの演説で、NATO条約第5条を理由にスロバキアが武力衝突へ巻き込まれることを望まないと発言した。一方、19日の動画では、実際に加盟国が武力攻撃を受けた場合には支援義務があるとの認識も示し、具体的な対応には幅があるとの立場を述べた。

パベル大統領が連帯を強調、フィツォ首相も反論

パベル大統領は20日、フィツォ氏の発言を重大だと批判した。NATO加盟国が同盟による保護を受けながら、他の加盟国が攻撃された際に関与する意思を示さないのであれば、連帯の意味を理解していないことになるとの考えを示した。

フィツォ氏は同日夜、パベル氏について、元NATO軍人として戦いたいのだろうが、自身は平和を優先するとの趣旨で反論した。

NATO条約第5条は、加盟国への武力攻撃を全加盟国への攻撃とみなし、各国に支援を義務付ける。ただし、具体的な措置は各加盟国が必要と判断するもので、武力行使を必ず伴う規定ではない。

スロバキアのペレグリニ大統領も20日、同国にはNATO加盟国として権利と義務があり、紛争時に傍観するとのシグナルを送るべきではないとの考えを示した。フィツォ首相の発言は、スロバキア政府が第5条上の義務を正式に履行しないと決定したものとは区別する必要がある。

参考・出典

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