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ルーマニアの黒海沿岸スリナ沖で2026年10月14日夜(現地時間)、領海内に停泊していた商船から火災が発生し、乗組員が避難した。Radorが15日に掲載したロイター配信記事が伝えた。ミルツァ国防相は、ドローンが船に命中したかどうかは不明で、原因を調査していると説明した。
空荷で待機中のタンカー、救助船が出動
火災が起きたのは、コモロ船籍のタンカー「Yara J」だ。ルーマニア沿岸警備隊によると、船はスリナ沖の領海内で空荷の状態で停泊していた。国防相はDigi24の取材に対し、船が数日前から同海域で待機していたと説明した。
火災を受け、海上救助機関ARSVOMは救助船「SAR APOLLO」を派遣した。Digi24が伝えた同機関の発表によると、海上救難調整センターは14日午後8時25分(現地時間)に救助を要請し、救助船は午後8時31分に出動した。その後、午後9時30分に帰還が指示された。
沿岸警備隊によると、船側から火災を消し止めたとの連絡があり、乗船者全員の安全が確認された。追加の支援も求めていないという。
ドローン命中の有無を調査、同日夜には領空侵犯も
ミルツァ国防相はDigi24に対し、ドローンが船に命中したかどうかを調査していると述べた。国防省のレーダーでは、当該船舶に向かうドローンを確認していないという。
ルーマニア国防省は14日夜、黒海上空で複数の飛行物体を探知し、午後8時04分に2つの物体が領空へ侵入したと発表した。スペイン軍のF-18戦闘機が緊急発進し、周辺地域には警報が出された。
ただし、これらの飛行物体とタンカーの火災との関連は確認されておらず、攻撃による被害とは確定していない。
