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6月28日に大分県の日出生台演習場で公開された日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン26」の共同戦闘射撃では、陸上自衛隊と米海兵隊がドローンによる偵察と実弾射撃を組み合わせた。こうしたドローン活用の実射は、両者の共同訓練では初めてと報じられている。4月21日に10式戦車の射撃訓練中の事故で4人が死傷した同演習場での訓練となったが、10式戦車はこの日の実射には加わらなかった。
九州・沖縄で進む日米共同訓練
陸上自衛隊は「レゾリュート・ドラゴン26」を6月20日から30日まで実施している。目的は日米の連携強化と共同対処能力の向上で、部隊が実際に展開して動く「実動訓練」として、九州・沖縄の複数地域で行われている。
大分県内では、日出生台演習場、十文字原演習場、大分港が訓練場所に含まれる。地元説明資料では、日出生台演習場で対着上陸戦闘訓練、共同衛生訓練、共同戦闘射撃訓練を実施する計画が示されていた。共同戦闘射撃訓練は、日米の部隊が情報共有や射撃の連携を確認する場となる。
計画段階で示された参加装備には、陸自側の10式戦車、16式機動戦闘車、無人偵察機、小型ドローンなどが挙げられていた。米軍側も小型ドローンや無人偵察機「ストーカー」などを投入する計画で、公式資料上でも無人機は当初から訓練装備の一部に位置付けられていた。28日の公開訓練では、こうした無人機と射撃を連携させる運用が実際に示された。
4月の10式戦車事故後の扱い
西部方面総監部は4月21日、日出生台演習場で同日午前8時39分ごろ、西部方面戦車隊が戦車射撃訓練を実施中に砲弾が破裂し、10式戦車に搭乗していた4人が死傷したと発表した。内訳は3人死亡、1人負傷で、民間への被害はその時点で確認されていない。原因は確認中とされていた。
10式戦車はレゾリュート・ドラゴン26の計画段階の装備には含まれており、演習全体から外れたとまではいえない。一方、地元報道では5月時点で、自衛隊は事故調査が終わるまで10式戦車の実弾射撃訓練を行わないとしていた。28日の日出生台演習場での実射に10式戦車は参加しなかったが、4月の事故と当日の不参加を直接結び付ける公式説明は確認できない。
今回の公開訓練では、無人機と火力を連携させる運用が示された。一方で、10式戦車の実弾射撃再開の条件や4月の事故原因は、なお確認が必要な点として残る。日米の共同訓練は現代戦を意識した運用を進める場であると同時に、演習場での安全管理をどう徹底するかも問われる。
