米中央軍司令官、イラン艦艇30隻超撃沈でホルムズ海峡周辺から姿消す

米中央軍の軍事作戦でイラン艦艇30隻超喪失 情勢に変化

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中東の海上交通を左右するホルムズ海峡周辺で、イラン海軍の姿が消えつつあるという。米軍が進める対イラン軍事作戦を巡り、米中央軍のブラッド・クーパー司令官は3月5日、イラン艦艇の撃沈・破壊が30隻を超えた一方、弾道ミサイルや無人機による攻撃が大きく減ったと明らかにした。

米中央軍 イラン海軍に打撃拡大

AFPによると、クーパー司令官は5日、進行中の作戦でイラン艦艇を30隻以上撃沈したと説明した。米側はイランの弾道ミサイル戦力と海軍戦力の無力化を主要目標に据え、作戦を「エピック・フューリー」と呼ぶ。

作戦の狙いは、米軍や同盟国部隊の防護だけではない。原油などの物流が集中する海域で、商船の航行を妨げる手段をイランが持ち続ければ、軍事リスクが即座に経済リスクへ転化する。米側が海上戦力の排除を強調する背景には、抑止の見せ方を巡る計算もある。

ミサイル・無人機攻撃 減少主張と検証点

攻撃の減少については、国防総省の会見でダン・ケイン統合参謀本部議長が、イランの弾道ミサイル発射が「初日から86%減った」と述べ、無人機も大きく減少したとの見方を示した。米軍は発射拠点や指揮統制への攻撃が効果を上げているという立て付けで説明している。

一方、海上の状況認識は情報戦の色合いも濃い。AL-Monitorは、クーパー司令官が「アラビア湾からホルムズ海峡、オマーン湾にかけてイラン艦艇が航行していない」との見解を示したと報じた。艦艇の損耗に加え、港内待避や活動抑制も含めた発信の可能性があり、商船攻撃の発生状況や海上保険の動きと併せた検証が要る。

海軍戦力を削っても、沿岸からのミサイルや無人機は残り得る。米軍が戦果を積み上げれば、イランは報復の手段を限定された形で選び直す公算が大きい。航路の安全を保つには、軍事的な抑止だけでなく、周辺国の防空・港湾機能の維持と、偶発衝突を避けるための意思疎通の枠組みを同時に整える必要がある。

参考・出典

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