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ロシアはNATOに送った文書で、加盟国がロシアの飛び地カリーニングラード州をロシアの他地域から孤立させようとすれば、核兵器を含む利用可能なあらゆる戦力・能力で領土を守る用意があると警告した。ロイターが2026年9月30日付で報じた。NATOは文書の受領を認め、自らの活動はロシア領を脅かさないと回答した。
封鎖への懸念を示すロシア側の主張
カリーニングラードはポーランドとリトアニアに挟まれたロシアの飛び地で、バルト海方面の主要な海軍基地がある。AP通信によると、核弾頭を搭載可能なイスカンデル・ミサイルも配備されている。
ロイターが確認したNATO宛て文書は、直接的な武力衝突の危険性に加え、紛争開始直後から加盟国の意思決定中枢を攻撃する可能性にも言及した。
AP通信によると、英国、アイルランド、ベルギーのロシア大使館も同趣旨の声明を出した。在アイルランド・ロシア大使館は9月29日(現地時間)付の声明で、NATOがカリーニングラードの空・海上封鎖を準備しているとのロシア側の「情報」に触れたが、具体的な裏付けは示していない。
NATOは標的化を否定
AP通信によると、NATOのアリソン・ハート報道官は文書の受領を認め、NATOはカリーニングラードを標的にしておらず、活動や演習はロシア領に危険を及ぼさないと説明した。NATOは核を巡る威嚇的な言辞を非難した。
9月30日(現地時間)、ルッテ事務総長はブリュッセルで、バルト地域で核兵器が使われる危険性を問われ「そうではない」と答え、今回の警告を深刻には受け止めていないとの見方を示した。
AP通信によると、NATO加盟国はここ数カ月、バルト海地域で演習を行い、10月にも演習を予定している。ロシア側が言及した封鎖準備に関する「情報」の内容や裏付けは確認されていない。
