アルゼンチン危機に国際スワップ包囲網 IMF、支援枠組みを最終調整
年次会合前のワシントンでIMFゲオルギエワ専務理事が米国、世界銀行、米州開発銀行とアルゼンチン支援や特別引出権貸与案を調整。ミレイ政権の改革と合わせ近く決定し、支援規模がインフレ抑制と市場信認に影響を及ぼしそうだ。決定する見通しで、財政改革の行方が注目される。
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年次会合前のワシントンでIMFゲオルギエワ専務理事が米国、世界銀行、米州開発銀行とアルゼンチン支援や特別引出権貸与案を調整。ミレイ政権の改革と合わせ近く決定し、支援規模がインフレ抑制と市場信認に影響を及ぼしそうだ。決定する見通しで、財政改革の行方が注目される。
自民党本部の廊下で交わされた雑談が政治と報道の距離を問う事態に。2025年10月9日、時事通信は取材待機中の男性カメラマンが高市早苗総裁に対し「支持率下げてやる」と発言した件で厳重注意と発表。音声は生配信で流れSNSに拡散、波紋が広がり報道倫理や取材態勢への批判も出ている。
秋の薄曇りの国会内で高市総裁が2025年10月9日、菅義偉氏、岸田文雄氏と相次ぎ会談。公明党との連立継続を巡る協議が難航する中、首相経験者の知見を聴取して与党の骨格や支持基盤の立て直し、党内調整や年末の選挙対策にも影響を与える見通しで、今後の政局での次の一手を探る動きだ。
2025年10月10日、赤沢亮正経済再生担当相はラトニック米商務長官と約60分間の電話会談を実施。日米は関税交渉の合意実施や経済安全保障、同盟強化による成長促進で一致した。両国は投資やサプライチェーンの協力強化も確認し、経済成長の大幅な促進に繋げる方針だ。
冬期閉鎖明けに更新された群馬県嬬恋村と長野県高山村の境・毛無峠の県道沿い「群馬県」看板が、あえて古びた風合いでSNSで話題に。週末は県外ナンバーが訪れ写真列ができ、峠の新たな観光資源になっている。訪れた人が写真をSNSに投稿して拡散、地元の関心と観光客誘致につながっている。
関係者取材で判明。AGAスキンクリニックなどを運営する全国展開の麻生美容クリニックグループが、大阪国税局の税務調査で2023年まで約5年間に約62億円の申告漏れを指摘され、薄毛治療を含む美容医療市場で会計の透明性が改めて問われ、業界ではグループ経営の透明化が課題となっている。
2025年10月9日、ベルリン首相官邸前の抗議を受け、メルツ首相は自動車大手幹部と会合後の記者会見で、EUの2035年内燃機関新車販売禁止(内燃車禁止)導入に反対し「あらゆる措置」を示唆。脱炭素ロードマップと独自の自動車産業政策、国民の移動手段に波紋を広げている。
ゼレンスキー大統領は10月9日の記者団発言と翌10日のビデオ演説で、長距離攻撃でロシアのガソリン供給が最大約20%減の可能性に言及。国産ミサイル実戦投入と相まって、冬を前に燃料不足を巡る攻防が一段と激化し、物流や民生への影響が懸念される。
キーウ(ウクライナ)での記者会見でゼレンスキー大統領は、停戦が実現すればトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦する意向を表明。和平交渉が停滞する中、ワシントンへの働きかけとモスクワへの圧力強化を狙い、国内でも推薦論が高まるなど外交戦が激化していると報じられ、反響を呼んでいる。
自民党の高市早苗総裁は、長年税調の顔だった宮沢洋一氏の後任に小野寺五典前政調会長を起用する方針を固めた。年収の壁引き上げやガソリン税の暫定税率廃止を巡る与野党協議を控え、税制の司令塔を交渉型に軌道修正し調整力で合意形成を目指す構えだ。
秋晴れの空が広がる姫路の街で、兵庫県警は2025年10月10日、特殊詐欺グループの拠点があるカンボジアへ大学生(23)を連れ出したとして、国外移送目的誘拐容疑でリクルーター6人を逮捕。海外拠点化と若者の囲い込みの実態解明が求められる。背景や組織の全容解明が急がれる。
米連邦政府の部分閉鎖は9日目に入り、空港の出発案内に「遅延」が続く。トランプ大統領は責任を民主党に押し付け圧力を強化。福祉や交通を中心に影響がじわり広がり、与野党の対立で再開の見通しはなお立たない。連邦職員の給与遅延やサービス停滞で旅行者や低所得者に影響、議会の妥協は遠い。
2025年10月9日、熊本県の木村敬知事は会見で、高市早苗氏の「ガソリン税などの暫定税率廃止」公約に関し、実現時には県税収が約61億円減るとの試算を提示。家計負担軽減の期待と、道路や防災を支える地方財源の確保の間で県が示した現実的な財政影響が浮き彫りになった。
台風22号の暴風で伊豆諸島・八丈島を中心に断水や停電、通信不調が広がり、生活に深刻な影響。東京都は9日夜に海上自衛隊へ災害派遣を要請し、海自は10日から給水や物資輸送、被災者支援の活動を開始し孤立化を防ぐ“最後の橋渡し”に当たると伝えられる。
イスラエル首相府は2025年10月10日未明、ガザ情勢の和平案「第1段階」をめぐりハマスとの合意を承認。即時停戦が発効し、72時間以内に人質解放の見通しとなり、長期の戦火に一区切りがつく可能性が出てきた。人道支援や復興、捕虜問題の協議が本格化する見通しで、国際社会の注目が集まる。
2025年10月8日、ロシア西部ベルゴロド州でドローンとミサイル攻撃が相次ぎ、当局は少なくとも3人死亡、9人以上負傷と発表。住宅や送電網が損傷し広域停電が発生、冬を前に電力を巡る緊張が再び高まっている。現地報告は断片的で被害の全容はまだ不明だが、影響は広範に及んでいる。
ゼレンスキー大統領は2025年10月8日の共同通信取材で、ロシアのドネツク州制圧計画は頓挫したと述べ、8月以降の反転攻勢の手応えを強調。米国に巡航ミサイル「トマホーク」の間接供与を求め、交渉のテーブルを動かす圧力にすると語り、戦場と外交が重なる現実を浮かび上がらせた。
イスラム組織ハマスとイスラエルが和平計画の第一段階で合意したと報じられた直後、ガザ市や北部で爆発が相次ぎ、停戦・人質・囚人交換を柱とする合意の履行と実効性が問われる状況が続く。現場では民間防衛隊の複数の攻撃報告や黒煙が確認され、停戦の脆さが際立っている。
アラスカ・アンカレッジでの米ロ首脳会談後に膨らんだウクライナ和平の期待が、リャブコフ外務次官が「ほぼ失われた」と述べ、欧州の「破壊的活動」を指摘して急速に色あせた。初期の楽観と現在の警戒の落差が外交の限界を浮かび上がらせている。背景には欧州と米露の緊張がある。
シカゴの連邦施設前に警備が増強される中、トランプ大統領がSNSでプリツカー知事とジョンソン市長の「収監」を主張。移民取り締まり強化や州兵展開を巡る対立が一段と激化し、10月8日の投稿で波紋が広がり、州と連邦の権限をめぐる対立が深刻化している。