イラン指導部「戦争は痛み及ぶまで続く」 対米長期化と湾岸圧力示唆
イラン指導部は対米戦争の長期化と湾岸への圧力継続を辞さない姿勢を示した。カマル・ハラジ氏はテヘランでのCNN単独インタビューで、外交の余地は乏しく、戦争は相手に経済的痛みが及ぶまで終わらないとし、交戦が原油輸送やエネルギー市場、周辺産油国の安全保障に影響すると述べた。
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イラン指導部は対米戦争の長期化と湾岸への圧力継続を辞さない姿勢を示した。カマル・ハラジ氏はテヘランでのCNN単独インタビューで、外交の余地は乏しく、戦争は相手に経済的痛みが及ぶまで終わらないとし、交戦が原油輸送やエネルギー市場、周辺産油国の安全保障に影響すると述べた。
イランの核開発を巡る懸念が在庫の所在で浮上。IAEAのグロッシ事務局長は3月9日、濃縮度最大60%のウランの半分近くがイスファハン地下区画に残存する可能性を指摘。空爆後も兵器級に近い核物質の所在が濃厚で、査察再開と外交交渉の重要性が増している。
中東での対イラン軍事行動がエネルギー市場を揺さぶる中、プーチン大統領は世界規模の危機拡大を警告。ホルムズ海峡の輸送停止が石油・天然ガス供給を逼迫し、ロシアの欧州向け供給や売り込みも影響を受ける可能性に言及した。戦火の余波が市場価格と供給網に波及していると指摘した。
トランプ大統領は3月9日、イランが保有する高濃縮ウラン確保のため米軍地上部隊投入は「程遠い」と述べ、米国とイスラエルが特殊部隊派遣を検討するとの報道が広がる中でも即時の軍事行動には踏み切らず、政権として判断を留保しているとの認識を示し、慎重な対応を強調した。
オーストラリアは中東での軍事関与を拡大し、2026年3月10日、湾岸諸国の防空支援として早期警戒管制機E-7Aウェッジテイルと支援要員を湾岸地域に派遣し、UAEへ中距離空対空ミサイルの供与を表明。一方イラン領内への地上部隊派遣は否定し、参戦ではなく防衛支援と位置付けた。
ウクライナの実戦で蓄積した対イラン製無人機迎撃ノウハウが中東や欧米で外交的資産化。3月9日、ゼレンスキー大統領はペルシャ湾岸など11カ国から防空・対無人機防衛で協力要請を受けたと明かし、原油供給や同盟国防衛への波及が懸念される中、実戦経験が新たな外交カードになっている。
対イラン軍事作戦で米軍の標的が核・ミサイル関連施設から無人機の生産基盤やドローン製造拠点、供給網へ拡大。トランプ大統領は3月9日に攻撃開始を表明し、米側は地域への攻撃を支える供給網そのものを削ぐ構えで標的破壊を前倒しで進めている。地域の緊張が一段と高まっている。
イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ師の就任直後、国営テレビが「負傷兵」と紹介、イスラエル側メディアも一時負傷回復と報じるが真偽は未確認。公の場に姿を見せないことも重なり、戦時下の指導体制や権力移行の不透明さへの関心と憶測が高まっている。続報待ち。
英国防省は3月9日、イランとの戦闘拡大を受けアラブ首長国連邦で防衛目的の航空出撃を開始、飛来した無人機を撃墜したと発表。英軍はヨルダン、バーレーン、カタール周辺でも迎撃を担い、在外自国民保護を超えて湾岸諸国の防空網を補完する段階に入ったと明らかにした。
トランプ大統領は3月9日、ホルムズ海峡でイランが原油輸送を阻止すれば「これまでを超える規模で攻撃する」と警告。核問題や報復の応酬を越え、原油輸送路を巡る米伊の軍事的緊張とエスカレーションの危険が高まっている。国際原油供給や海上安全への影響が懸念される。
イランは米国との停戦を巡り一定の条件を提示。外務次官は中国やロシア、フランスらがテヘランと接触しているが、受け入れの前提としてまず攻撃停止を要求。仲介の動きが広がる一方で、戦闘継続中は本格協議に応じず、外交接触が直ちに停戦合意に結び付く状況ではない。
トランプ大統領は3月9日マイアミで記者団に対し、イランを標的とした軍事作戦は「間もなく終わる」と述べ、戦闘再燃時には「さらに大きな打撃」を与えると警告。早期収束を示唆しつつ再攻撃の余地を残す発言で、軍事圧力と交渉圧力を同時に維持する米政権の姿勢が鮮明になった。
イラン情勢の余波が東地中海に波及。トルコ国防省は北キプロスのトルコ系住民保護を名目にF16戦闘機6機と防空システムを配備し、情勢次第で追加措置も示唆。分断キプロスを挟む軍事的緊張が一段と高まり、地域の安全保障やEU・NATOとの関係にも波及する可能性が指摘される。
イスラエル軍は3月9日、イラン中部で新たな攻撃を開始し、ベイルートでも親イラン武装勢力ヒズボラの拠点を空爆。対イラン作戦の戦線が拡大し、報復の連鎖が続く中、周辺国の安全保障やエネルギー供給、国際物流への影響が一段と懸念されている。国際社会の対応も注目される。
ロイターによると、サウジアラビアは米国とイランの衝突で外交解決を支持しつつ、複数の関係筋が明かす通り、自国領や石油関連施設への攻撃が続けば防衛線を越えたとして軍事行動を含む対抗措置をイラン側に通告。湾岸の安全保障は一段と緊迫しており、エネルギー供給への影響も懸念されている。
高市早苗首相は米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け中東情勢の緊迫化を踏まえ、ホルムズ海峡の混乱や原油供給不安に備え日本の原油調達先拡大を検討。輸入依存の高いエネルギー供給と燃料価格、電気・ガス料金への影響を見据え、家計と企業活動への打撃を抑える対応を急ぐ考えを示した。
イランは現地9日未明、モジタバ・ハメネイ師の最高指導者選出を発表後、対イスラエルの軍事行動継続を示す形で「第一波」ミサイルを発射。国営メディアの通信アプリ投稿やAPは、後継決定直後にイスラエルや湾岸諸国への攻撃が続いたと報じている、との見方が広がっている。
イラク南部の主要油田で原油生産が一時約130万バレルと平常の4割弱に急減。米・イスラエルによる対イラン攻撃でホルムズ海峡の通航が滞り、タンカーが南部ターミナルに接近できず積み出し不能が上流の操業停止を招いた。減少幅は約7割に達し、国際原油供給や価格に影響を与える恐れがある。
トランプ大統領が3月7日、英国の中東への空母派遣案を否定し、イランとの軍事関与拡大は「勝つために必要ない」と述べ英対応の遅さに不満を示した。英政府は米軍支援と戦線拡大回避の板挟みとなり、米英の足並みの乱れが改めて浮上している。今後の英軍関与の判断が注目される。
イランのペゼシュキアン大統領は「近隣国を攻撃しない」との方針が誤解されたと釈明し、報復権は維持しつつ湾岸諸国との対立回避を強調。一方、地域安定や外交交渉の重要性も強調し、緊張緩和を模索する姿勢も示した。米国・イスラエルとの衝突の中で軍事対応と地域外交の両立が課題に。