スペイン政府、セウタ危機の文書40件を公開 CNIが大規模流入前日に越境呼びかけを把握
スペイン政府は2026年9月9日(現地時間)、モロッコと接する自治都市セウタへの大規模流入を巡り、機密解除された国家情報センター(CNI)などの文書を含む文書・通信40件を公開した。CNIは流入前日の7月29日、SNS上の越境呼びかけを把握し、治安警備隊や政府代表部に伝えていた。政府は一方、危機の規模まで予見できる情報ではなかったと説明している。
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スペイン政府は2026年9月9日(現地時間)、モロッコと接する自治都市セウタへの大規模流入を巡り、機密解除された国家情報センター(CNI)などの文書を含む文書・通信40件を公開した。CNIは流入前日の7月29日、SNS上の越境呼びかけを把握し、治安警備隊や政府代表部に伝えていた。政府は一方、危機の規模まで予見できる情報ではなかったと説明している。
RTVEなどが報じたCENIF報告書は、2026年7月30日・31日(現地時間)にセウタで起きた7万人超の大量越境で、モロッコ治安部隊の対応を「少なくとも完全な容認」と評価し、一部の制服要員が越境者を通過地点へ誘導したと分析した。報告書は一連の越境を計画的なものとみる一方、モロッコ政府や特定機関を計画主体とは特定していない。
複数の報道によると、モロッコ治安当局は8月15日(現地時間)、スペイン領セウタへの越境を試みた人々をモロッコ北部フィニデク周辺で拘束した。拘束者数は294人と報じられているが、内訳には報道間で差がある。
ハフポスト・スペインによると、北アフリカのスペイン領セウタのフアン・ヘスス・ビバス首長は8月10日(現地時間)、大規模な越境後も市内に残る人々の送還と外国人収容センター(CIE)の緊急設置を政府に求めた。残留者は8000~1万1000人と推計している。
ロイターによると、モロッコ国営通信社MAPは8月6日(モロッコ現地時間)、セウタに流入した保護者のいない未成年者の帰国に向け、スペインなど欧州のパートナーと協力する用意があると伝えた。
スペイン領セウタのフアン・ヘスス・ビバス首長は5日(現地時間)、自治政府が保護する保護者不在の未成年者が約1100人に達したとして、中央政府に緊急支援を求めた。6日には、年齢確認前の対象者を含む自治政府側の集計が1200人に増えた。
EU理事会によると、EU加盟国などの内相らは2026年8月4日(現地時間)、セウタへの大規模な移民流入を受け、密航対策や送還、域外国境の管理、第三国との協力を強化する必要性で共通認識を示した。
AP通信とロイターによると、スペインは2026年8月1日(現地時間)、北アフリカのスペイン領セウタとモロッコの海上国境に全長500メートルの浮体式障壁を設置した。7月30日と31日の大量越境を受けた国境警備強化の一環である。
スペイン政府は2026年7月30日(現地時間)、モロッコから多数の移民がスペイン領セウタへ越境したことを受け、治安警備隊を支援するため軍部隊を動員した。