市場が「高市トレード」を採点、日銀決定と米大統領会談で行方を測る
東京・兜町の熱気が秋風を上回る。所信表明演説を終えたばかりの高市政権を映し、投資家は「高市トレード」と呼ばれた株高・債券安・円安の行方を測り直している。次の山場は、29・30両日に開かれる日本銀行の政策決定と、米大統領との首脳会談の中身である。市場は期待の物語から実現度の採点へと進みつつある。
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東京・兜町の熱気が秋風を上回る。所信表明演説を終えたばかりの高市政権を映し、投資家は「高市トレード」と呼ばれた株高・債券安・円安の行方を測り直している。次の山場は、29・30両日に開かれる日本銀行の政策決定と、米大統領との首脳会談の中身である。市場は期待の物語から実現度の採点へと進みつつある。
秋の風が潮の匂いを運ぶ早朝、兜町はまだ眠たげだが、空気はきしむ。2025年10月9日、植田和男総裁は就任から2年半で任期の折り返しを迎える。だが市場の視線は静かではない。4日に自民党の新総裁に高市早苗氏が選ばれ、次の一手は政治のまなざしの中で問われる。独立性と物価の現実、その綱引きが始まっていると映る。
朝の兜町、電光掲示板の数字が一気に色を変えた。2025年10月6日、東京市場で株価が急騰し、主要指数は史上最高値を塗り替えたのである。4日に自民党総裁選で高市早苗氏が選出され、財政拡張と金融緩和の継続を織り込む売買が一気にふくらんだ格好だ。円は急落し、超長期国債は大幅安。相場つきが政権選択の余韻を映し出した一日だったといえる。