がん細胞デジタルツインも採択 AIで科学研究を加速するARiSE、31課題が決定
科学技術振興機構(JST)は2026年9月29日、AIを科学研究に活用する「AI for Science革新的研究推進事業(ARiSE)」で、新たに31件の研究課題を採択したと発表した。材料やゲノムの研究基盤づくり、がん細胞のデジタルツインを用いた創薬応用などが対象となる。研究期間は最長約2年半で、研究費上限は研究タイプなどによって異なる。
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科学技術振興機構(JST)は2026年9月29日、AIを科学研究に活用する「AI for Science革新的研究推進事業(ARiSE)」で、新たに31件の研究課題を採択したと発表した。材料やゲノムの研究基盤づくり、がん細胞のデジタルツインを用いた創薬応用などが対象となる。研究期間は最長約2年半で、研究費上限は研究タイプなどによって異なる。
生成AIの拡大で研究開発の計算需要が跳ね上がり、科学の進め方そのものが「計算基盤の整備速度」に左右される局面に入った。理化学研究所が進めるスパコン「富岳」の後継「富岳NEXT」は、2030年ごろの稼働を目標に、AI for Scienceを支える国家級の計算インフラとして前倒しで動き出している。
霞が関の会見室に緊張が漂った。2025年8月29日、文部科学省が翌年度の概算要求を公表し、研究の作法そのものを変える「AI for Science」を前面に押し出したからだ。総額は6兆599億円規模。研究の自動化とAIの融合で、発見までの距離を一気に縮める構えである。問題は規模と継続性だ。年末に向けた予算折衝で、どこまで資金と実行体制を担保できるかが問われる。