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ウクライナが米国製パトリオット防空システムの迎撃ミサイルを使い果たしたと、CNNが2026年10月15日(米国時間)、事情に詳しい匿名情報筋の話として報じた。一方、米ワシントン・ポストは同日、数発残っているとするウクライナ当局者の証言を伝えた。ロシアの弾道ミサイル攻撃への対処に必要な迎撃弾が深刻に不足しているが、正確な残数は確認されていない。
弾道ミサイルへの対処を支える迎撃弾が不足
CNNの情報筋によると、10月14日(現地時間)未明のロシアの攻撃では、迎撃弾不足によって弾道ミサイルのほとんどを迎撃できなかったという。この攻撃では、キーウの発電所3カ所とハルキウのエネルギー施設が標的となった。
パトリオットは、ウクライナがロシアの弾道ミサイルを迎撃できる数少ない防御兵器の一つだ。AP通信によると、ロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」は、ウクライナの標的に到達するまで数分しかかからない。迅速な探知と迎撃が必要となるため、迎撃弾の不足は防空能力に直接影響する。
ゼレンスキー大統領は数カ月にわたり、パトリオット迎撃ミサイルの不足を警告していた。CNN記者は15日の放送で、8月にも同様の危機があり、欧州諸国からの支援で不足を一部補ったものの、その分も尽きたと説明した。
一方、ワシントン・ポストは、10月7日時点で10発だった在庫が攻撃で消費され、数発しか残っていないとするウクライナ当局者の証言を報じた。同紙が取材した別の関係者は在庫が尽きたと説明しており、証言は一致していない。ウクライナ政府・軍による全国的な在庫枯渇の公式確認も得られていない。
供給面では、イランでの戦争を背景に各国が迎撃弾を消費し、防空態勢の強化を進めている。CNNは、パトリオット迎撃ミサイルは高価で、世界的な供給不足が続いていると伝えた。ウクライナへの追加補給量や到着時期についても、確定した情報は確認できていない。
