トランプ大統領、ウクライナにパトリオット製造ライセンス付与へ

トランプ氏、ウクライナへのパトリオット製造ライセンス付与を表明

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トランプ米大統領は8日(現地時間)、トルコ・アンカラで開かれたNATO首脳会議に合わせ、ウクライナにパトリオット迎撃ミサイルなどの製造ライセンスを与える意向を示した。ロシアとウクライナは戦争終結を望んでいるとの認識も述べた。

NATO首脳会議で示した防空支援

発言は、8日(現地時間)にアンカラで開かれたNATO首脳会議に合わせ、トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領と会談した際に出た。報道では、対象を「パトリオット防空システム」「迎撃ミサイル」「ミサイル」などと表現しており、完成システム一式なのか、迎撃弾や関連部材、整備能力までを含むのかは明らかになっていない。

パトリオットは、弾道ミサイルや航空機を迎撃する地上配備型の防空システムだ。ウクライナはロシアによるミサイル攻撃への対処でこの能力を重視してきた。製造ライセンスが実現すれば、完成品の供与だけに頼らず、欧州やウクライナに関係する生産・整備網を広げる選択肢になる。ただし、短期的な迎撃弾不足をすぐ補えるかは見通せない。

欧州でのPAC-3整備拠点計画

米国側はNATO首脳会議に合わせ、欧州でPAC-3ミサイルの整備拠点設置を進める計画も示している。ロイターによると、米国防次官は7日、ロッキード・マーチン製PAC-3の欧州整備施設を設ける方針を説明し、欧州での生産可能性も排除しないと述べた。PAC-3はパトリオットで使われる迎撃ミサイルで、整備網を近くに置くことは、運用を長く続けるうえで重要になる。

NATOのルッテ事務総長は8日(現地時間)の会見で、加盟国が2026年に少なくとも700億ユーロ、2027年にも同水準の軍事装備・支援・訓練をウクライナに提供する方針を示した。一方、今回の表明だけでライセンス対象品目、実施主体、生産開始時期、技術移転の範囲は確定しない。実際の防空強化につながるかは、完成品の追加供与や欧州での整備・生産体制づくりとあわせて見極める必要がある。

参考・出典

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