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ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ大統領と米議会に宛てた5月26日付の書簡で、ロシアによる弾道ミサイル攻撃の激化を受け、防空システムと迎撃ミサイルの追加支援を求めた。ゼレンスキー氏は27日に書簡送付を明らかにし、一般的な防空支援にとどまらず、弾道ミサイルを撃ち落とす能力の緊急補強を訴えた。
パトリオットと迎撃ミサイルの確保要請
ゼレンスキー氏は書簡で、対弾道ミサイル用の装備を適時に調達・割り当て、供給を加速する必要があると訴えた。民間人が深刻な対弾道ミサイル不足のため無防備になっているとの認識も示し、防空体制の穴を埋めることを最優先課題に位置づけた。
書簡を確認したロイターによると、ゼレンスキー氏は、ウクライナの空をロシアのミサイルから守るため、必要な数のパトリオット防空システムと迎撃ミサイルを購入する用意があると記した。弾道ミサイルについては、ロシアの「戦場における最後の大きな優位性」と表現した。
ゼレンスキー氏は、PURLを通じた対応にも言及した。PURLは、欧州の同盟国などが資金を出し、米国製兵器をウクライナ向けに調達するNATOの仕組みだ。ただ、現在の供給ペースではロシアの攻撃の現実に追いついていないとの問題意識が、今回の要請の背景にある。
大規模攻撃後に前面化した弾薬不足
要請の背景には、キーウなどに対するロシアの大規模なミサイル・ドローン攻撃がある。5月24日の大規模攻撃では、ロシアが弾道ミサイル30発を使用し、ウクライナ空軍が迎撃したのは11発だったとされ、対弾道ミサイル能力の不足が改めて浮き彫りになった。
米側が書簡にどう対応するかは明らかになっていない。追加で必要なパトリオットのシステム数やPAC-3迎撃ミサイルの数量、供給時期も公表されていない。米・イスラエルとイランの戦争などに伴う需要増も高度な防空弾薬の確保を難しくしており、ウクライナの防空強化は米国と同盟国の供給能力をめぐる問題にも直結している。
参考・出典
- Президент обговорив із представниками Конгресу США подальшу підтримку України, насамперед у посиленні ППО — Офіційне інтернет-представництво Президента України
- Zelenskiy asks Trump for air defence as Russia escalates strike threats | 1450 AM 99.7 FM WHTC | Holland
- Zelenskyy sent letter asking Trump for Patriot air defence munitions, adviser confirms | Euronews
- Zelenskyy asks Trump for more US air defense help against Russian missile attacks, Kyiv says | AP News
