大型爆風爆弾MOABがイラン攻撃の選択肢に 核関連施設とエネルギーインフラを標的に検討

大型爆風爆弾MOABがイラン攻撃の選択肢に 核関連施設とエネルギーインフラを標的に検討

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米軍が対イラン攻撃計画に大規模爆風爆弾「MOAB(GBU-43/B)」の使用案を盛り込んだと、CNNが複数の米当局者の話として報じた。10月14日(米国時間)付の記事によると、トランプ大統領が戦闘作戦の再開を命じた場合に備えた計画で、イランのエネルギーインフラや核施設を対象としている。

地下施設への効果に疑問も

CNNは別の情報源の説明として、核施設への攻撃計画にはピックアックス・マウンテンを対象とするMOABの使用案が含まれると伝えた。一方、軍事計画の協議に詳しい情報源は、地下深部の施設を破壊できるかどうかに疑問を示している。

ピックアックス・マウンテンは、イラン中部のナタンズ核施設近郊にあり、核開発に関連すると疑われる地下施設が存在する。施設は厚い花崗岩の層で守られているとみられるが、内部での核活動の詳細は確認されていない。

CNNによると、MOABは地面に達する前に爆発し、広範囲に爆風を及ぼす兵器だ。地下深部を貫通する弾頭として設計されたものではなく、厚い岩盤に守られた施設への効果は限定的となる可能性がある。

CNNの情報源は、人口密集地や非軍事施設に近いインフラを攻撃する場合、広範囲の爆風による民間人被害への懸念が生じると説明した。また、米当局者らは、MOABを使用してもイランの屈服や戦略的勝利につながるとは限らないと警告している。

米政府は個別計画への回答を控える

ホワイトハウス当局者はCNNに対し、存在するかどうかも含め、機微な軍事計画にはコメントしないと回答した。そのうえで、イランの核兵器取得を防ぐため、全ての選択肢を維持すると説明した。

国防総省当局者は、大統領や長官の指示を遂行するため、幅広い作戦シナリオを計画していると述べた。いずれも今回のMOAB使用案を正式に認めた回答ではない。

今回の報道は匿名の当局者らの話に基づく。10月15日付でCNNの報道を紹介したロイターは、内容を直ちに独自確認できなかったと明記した。

CNNによると、トランプ氏は11月の中間選挙前に新たな行動を取らないと公言している一方、複数の側近は、その方針が変わるかどうか判断できないと話している。今回の攻撃案は作戦再開に備えた選択肢であり、MOABの使用決定や攻撃実施が確認されたわけではない。

参考・出典

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