米軍、イラン港湾の海上交通を封鎖開始 ホルムズ海峡緊張再び

米軍、イラン港湾に出入りする海上交通を封鎖開始 ホルムズ海峡周辺の緊張再燃

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トランプ大統領は13日、米軍がイランの港湾や沿岸部に出入りする海上交通の封鎖を開始したと表明した。AP通信によると、封鎖は米東部時間13日午前10時(日本時間同日午後11時)に始まった。対象はイラン向けの船舶が中心で、非イラン向けの通航は妨げない枠組みとされ、ホルムズ海峡周辺の緊張は再び高まっている。

米軍がイラン港湾向け海上交通を封鎖

AP通信やロイターの報道によると、今回の措置はホルムズ海峡全体を一律に閉ざすものではなく、イランの港に出入りする海上交通を主な対象としている。トランプ氏は交流サイト(SNS)への投稿で、封鎖海域に接近するイランの「高速攻撃船」は即時に排除すると警告し、海上での威嚇を一段強めた。

ホルムズ海峡は世界のエネルギー輸送の要衝で、これまでもイラン側による通航の選別や制限が緊張の火種となってきた。米側は非イラン向けの中立的な通航は維持すると説明しているが、港湾向け輸送を軍事的に押さえ込む措置が実施段階に入ったことで、地域の海運と安全保障への警戒感は強まっている。

トランプ氏は、12日に34隻がホルムズ海峡を通過したとも主張した。ただ、ロイター系の報道ではこの数字は直ちには独立して裏付けられておらず、実際の通航状況については情報が交錯しているとされる。

パキスタン協議は合意できず

今回の封鎖は、週末にパキスタンで行われた米国とイランの21時間に及ぶ直接協議が合意に至らなかった後に打ち出された。トランプ氏は協議後もイラン側に交渉継続の意思があるとの見方を示したが、外交の停滞を受けて軍事圧力を再び前面に押し出した格好だ。

これに対し、イラン側は米軍の措置を「海賊行為」と非難した。さらに、イランの港の安全が脅かされれば、湾岸やアラビア海の港も安全ではないと警告し、対抗姿勢を鮮明にしている。

ホワイトハウスは8日の時点で、イランが停戦とホルムズ海峡再開に同意したと説明していたが、その後のAP通信やアクシオスの報道では、停戦は維持されている一方で通航はなお限定的だ。包括合意に届かないまま海上封鎖が始まったことで、事態は全面衝突を避けつつも不安定さを深めている。

参考・出典

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