アルツハイマー治療へ新標的 理研ら、ネプリライシンを制御する受容体を特定
理化学研究所とカロリンスカ研究所の国際チームが、マウスの脳から採取した神経細胞の観察で、アルツハイマー病の新たな治療標的となる細胞表面受容体タンパク質を発見。受容体に結合する物質を薬として設計すれば、安全で実用的な治療薬開発につながる可能性がある。
AI、Web、クラウド、半導体など、進化の早いテクノロジーを流行語で終わらせないためのカテゴリ。仕組み・背景・社会実装まで踏み込み、「なぜ注目されているのか」「次に何が起きるのか」を解説します。
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理化学研究所とカロリンスカ研究所の国際チームが、マウスの脳から採取した神経細胞の観察で、アルツハイマー病の新たな治療標的となる細胞表面受容体タンパク質を発見。受容体に結合する物質を薬として設計すれば、安全で実用的な治療薬開発につながる可能性がある。
GSアライアンスが2025年11月に発表した、アルミニウム負極と水系電解液を組み合わせた新しい二次電池の開発現場を取材。リチウムイオン電池の代替として、安全性とコスト低減を両立する技術の可能性と今後の展望を解説する。小型セルの評価結果や実用化課題も報告する。
御坊市日高港工業団地に和歌山御坊バイオマス発電所の煙突が立ち、2025年10月末の竣工式で再生可能エネルギーを核とした拠点化が始動。隣接の関西電力御坊火力発電所2号機の役目終了とあわせ、地域の雇用・産業構造の転換と経済の不安と期待を映し出している。
太陽工業はドバイ現地法人を通じ、サウジアラビアのアラムコ・スタジアムで膜屋根の設計・製造・施工を受注。2026年1〜6月の工期で6〜7月開業を目指し、軽量で透光性のある膜素材を採用して暑熱対策と観客快適性を向上、翌年の大規模サッカー大会に備える。
NTTドコモはNTT、Nokia Bell Labs、SKテレコムと共同で神奈川県横須賀市の公道で試験車両を走らせ、基地局と端末のAIが瞬時に送受信を調整する6G向けAI無線技術を屋外実証し、AI導入でスループットが同条件で最大2倍超に改善した。
三菱電機が、化学反応で樹脂を分解して再資源化するケミカルリサイクル向けマイクロ波加熱で世界最高の分解効率を実現。周波数選定と配合最適化、装置構造見直しで従来比5倍に改善し、連続運転の実現に向けた技術的課題の解決策を示し、商用化や生産性向上の可能性が高まった。
ミクニが車載電池向け水冷式サーマルマネジメントモジュールを提案。走行状況や温度変化に応じて冷却水の流れを最適制御し、電池の熱管理で劣化を抑え長寿命化を実現。電動車の効率向上と安全性強化を狙う新提案だ。温度ムラを低減し充電性能や航続距離の維持に寄与するとしてメーカーへ提案している。
東北大学(黄錚大学院生、大野真之准教授)と米レンセラー工科大学のプラシュン・ゴライ助教授らは、塩化物系固体電解質で混合比を少しずつ変えつつ電気伝導を測定。酸素が担う役割を詳細に解明し、伝導を左右する鍵は「どの酸素か」にあると示して全固体電池設計の指針を提示した。
製作ラインで石こうボードを留める手順が変わった。清水建設は木質耐火部材『スリム耐火ウッド』の新工法を公表し、製作時間を半分に短縮、コスト約20%削減を可能に。国土交通大臣認定を取得し、2025年11月から順次現場適用を進め、現場作業効率や工期短縮にも寄与するとしている。
東北電力、RUTILEA、日立製作所、日本政策投資銀行が東北・新潟で次世代型データセンター構築の共同検討を開始。GPU需要増に対応し、拡張性や分散配置を踏まえ地域の電力と通信を結ぶ持続可能なAI基盤の実現を目指す。事業主体の組成も視野に入れ、地域特性を生かし安定供給を目指す。
研究チームはペトリ皿で育てたシイタケ菌糸に電極を当て、乾燥・再湿潤で電気応答を“記憶”するメモリスタ動作を確認。次世代計算向けメモリスタを希少資源や大規模工場に頼らず作る可能性を示し、省エネと環境負荷低減への応用が期待される。実用化に向け耐久性や量産性の検証が課題だ。
気球に載せた望遠鏡が成層圏を巡る間、地上で受信したX線の揺らぎと偏光を解析した広島大・JAXAらの高感度観測により、約7000光年先のブラックホール周辺コロナは平たく円盤状に広がることが示され、物質降着の最前線の幾何が初めて具体的に描き出された。
赤沢経済産業相は「必ず成功させなければならない」と強調し、政府が次世代半導体メーカー・ラピダスに情報処理推進機構を通じ株式で1000億円出資、株主として関与し2ナノメートル級の国産化と経済安全保障の強化を図る方針を示した。民間と連携し国内の生産基盤を強化する狙いだ。
慶応大発ベンチャーHeartseedが進めるiPS細胞由来の心筋球を用いた世界初の治験で、手術から半年以上経過した患者に心機能回復が示され、重度心不全に対して移植に頼らない再生医療の実用化が現実味を帯びてきた。会場で公開された映像と医師の静かな説明が治験への期待を高めた。
ソフトバンク傘下の英ArmがNVIDIAの高速接続技術NVLinkをNeoverseに採用へ。ArmとNVIDIAの連携深化がサーバー用CPUとAIアクセラレーターの連携を変え、AIデータセンター設計に影響を与える可能性が高まっている。競争と技術革新を促す見通し。
ワシントンの省庁で、トランプ政権がNVIDIAのAI向け最新GPU「H200」の中国向け輸出を検討していることが、関係者証言で判明。半導体規制や安全保障への影響が焦点に。許可が出れば中国でのAI開発や米中の半導体競争に影響があり、政府内で安全保障と経済の均衡を巡る議論が続く。
記者や研究者が見守るなか、Quantinuumが2025年11月5日に商用化を発表した量子コンピューター「ヘリオス」は、サーバーラックのような金属筐体で98量子ビットの高精度計算を静かに実行し、世界トップクラスの精度で、研究や産業利用への期待が高まる。
米議会の超党派諮問機関、米中経済安全保障委員会は2025年11月、インド・パキスタン紛争後のオンライン偽情報作戦を分析。中国がフランス製戦闘機ラファールの評判を傷つけ自国兵器を売り込むプロパガンダの実態を指摘し、サイバーと情報戦の重要性を示した。
米オハイオ州ローズタウンの元EV組立工場を、ソフトバンクグループが最大30億ドル投資してAIデータセンター向け機器の製造拠点に転換する計画が判明。生成AIやChatGPTを支える膨大な計算需要を背景に、日本企業のサプライチェーン参入と地域の産業転換に注目が集まる。
マドリードの裁判所がメタ(Facebook、Instagram)に対し、スペインのデジタルメディアへ総額4億7900万ユーロの賠償を命じた。裁判は不公正競争とEUのデータ保護規則違反を認定し、オンライン広告の慣行に衝撃を与えている。専門家は欧州の広告慣行見直しを指摘している。