コンゴ民主共和国のエボラ感染者が1万人突破 死者4887人、治療施設外の死亡が多数

コンゴ民主共和国のエボラ感染者が1万人突破 死者4887人、治療施設外の死亡が多数

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コンゴ民主共和国で続くエボラの流行で、累計の確定感染者が1万人を超えた。同国の国立公衆衛生研究所が2026年10月26日に公表した25日付の状況報告書によると、感染者は1万60人、死者は4887人に達した。感染は国内8州に広がり、市中感染が続いている。治療施設外での死亡も多く、接触者追跡や患者搬送の体制が課題となっている。

施設外での死亡と対応体制の制約

政府の状況報告書によると、10月25日に新たな確定感染者96人と死亡者46人が報告された。死亡者のうち40人は地域社会で、残る6人はエボラ治療センター内で亡くなった。感染者を早期に発見し、適切な治療につなげる体制の強化が求められている。

接触者追跡にも課題が残る。報告書では、データを提出した5州での10月25日の接触者追跡実施率は81.6%にとどまった。また、イトゥリ州では救急車が不足し、感染が疑われる患者2人を医療施設へ搬送できなかった事例が記録されている。

医療従事者の安全確保も問題となっている。FNNは、チョポ州で感染対策に従事していた看護師が住民に殺害された事件を報じた。APも、同州で看護師が殺害され、別の医療従事者が重傷を負ったと伝えている。

今回の流行はブンディブギョウイルスによるもので、2026年5月中旬に発表された。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、コンゴ民主共和国では流行開始以降、8州の66保健区域で感染が確認されている。

国外では接触者追跡と感染場所の調査

ECDCが10月27日に更新した情報によると、ケニアでは26日時点で確定感染者9人、死者2人が報告された。すべての症例が最初の感染者と関連している。一方、ウガンダでの今回の流行は終息したと整理されている。

ナイジェリアでは10月20日に感染が確認された患者が、26日にスイスへ医療搬送された。ロイターによると、患者にはコンゴ民主共和国への渡航歴がなく、スイス政府はウガンダで感染したとの見方を示している。ただし、感染場所は確定しておらず、WHOとECDCは感染源や渡航歴の調査が続いているとしている。ウガンダ当局は国内に現在の感染例はないと説明している。

ECDCは10月26日から専門家3人をナイジェリアに派遣し、EU代表部への助言と技術支援を実施している。ナイジェリア当局に対しても、感染監視、接触者追跡、感染予防・管理、緊急時の準備と対応に関する支援を申し出た。

参考・出典

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