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コンゴ民主共和国の公衆衛生当局が7月22日に公表した21日までの集計で、エボラ出血熱の感染確認は2536人、死者は1033人となり、死者が1000人を超えた。
承認済みワクチンがないブンディブギョ株
コンゴ民主共和国保健省は5月15日、同国で17回目となるエボラ出血熱の流行を宣言した。WHOは原因をブンディブギョ株と確認している。この株には承認済みのワクチンや特異的治療薬がなく、早期発見、感染予防・管理、接触者追跡、安全な埋葬、地域社会との連携が対応の柱となる。
WHOは5月時点で、症状が出てから検査で確認されるまでの遅れ、医療従事者の感染と死亡、安全ではない方法で埋葬される可能性をリスク要因に挙げていた。7月21日までに流行は5州47保健区域へ広がり、イトゥリ州が感染確認の約89%を占めている。
紛争や医療施設への襲撃が追跡を阻む
流行の中心となっている東部イトゥリ州では、紛争と住民の避難が長期化している。WHOは、治安上の問題が対応チームの移動を制限し、監視や接触者追跡を中断させるなど、対応上の障害を生んでいると指摘する。
地域社会との協力も課題となっている。ロイターによると、安全な埋葬をめぐる制限への反発や、流行をでっち上げとみなす陰謀論が広がる例がある。武装勢力による暴力、医療施設への襲撃、物資不足も対応を制約している。
7月21日までの公式報告では、特定された接触者の追跡率は全国で77.2%と、運用上の目安とされる95%を下回った。当局は監視と接触者追跡の強化を課題に挙げている。
