コンゴ民主共和国北東部のエボラ流行、累計1009例 死者625人

コンゴ民主共和国、エボラ病確認1003例 東部3州で封じ込め難航

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コンゴ民主共和国東部で続く2026年のエボラ病流行で、確認症例が1003例、死者が254人に達した。同国保健省の集計としてAP通信などが22日に伝えた。流行はイトゥリ州を中心に広がり、接触者追跡の遅れが封じ込めの課題となっている。

確認症例1003例、死者254人に

今回の流行は、ブンディブギョウイルスによるエボラ病として2026年5月15日に宣言された。AP通信やロイターによると、コンゴ民主共和国の保健当局などが現地時間21日までに示した集計で、確認症例は1003例、死者は254人、回復者は100人となった。少なくとも365人が病院または隔離下にある。

米疾病対策センター(CDC)は6月22日時点で、同国の確認症例が1000例を超えたと説明している。確認例はイトゥリ州、北キブ州、南キブ州で報告され、隣国ウガンダでもコンゴ民主共和国の流行に関連する症例が確認されている。

治安悪化と住民移動が対応を圧迫

封じ込めを難しくしている要因の一つが、同国東部で続く武装勢力の活動と住民移動である。イトゥリ州では村落へのアクセスが制限され、避難民キャンプや移動中の住民を含め、接触者の把握が難しくなっている。AP通信は、接触者追跡のカバー率が55%にとどまり、3万5000人超の接触者の追跡が課題になっていると伝えている。

避難民キャンプでの感染リスクも高まっている。ロイターは、感染が新たなキャンプに広がり、18カ月の女児が死亡した事例を伝えた。隔離施設の不足も報告されており、患者を地域社会から切り離して治療する体制の弱さが感染拡大を助長しかねない。

2019年の第10次流行とは別事案

コンゴ民主共和国では、2018年8月に宣言された第10次エボラ流行でも、2019年3月に確認・可能性例を合わせた累計症例が1000例を超えた。この第10次流行は北キブ州とイトゥリ州を中心に広がり、2020年6月に終息が宣言された。

ただし、今回扱う2026年の流行は、5月に宣言された別の流行である。2019年の「確認・可能性例を含む累計症例」と、2026年の「確認症例」は指標が異なるため、同じ1000例超えでも時点と集計対象を分けて整理する必要がある。

参考・出典

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